たいらげたら眠る

今ウトウトしてたでしょ?

Happy Happy Birthday


村上くんお誕生日おめでとう。35回目の1月26日。今日はどこで何をしていますか、お仕事かな。きっとお仕事だな。毎日TVを付ければ目にするあなたのこと、誇らしい気持ちいっぱいでみているけれどやっぱりどうしようもなく心配になるのはとても勝手な気持ちなのだと分かってはいます。アイドルという職業を選んでくれたからこそ村上くんに逢えたのだから。そうじゃなければ、例えば村上くんがまだむっちゃんと呼ばれていたときの友人たちと一緒に高校へ行って、大学に行って、そのまま会社員になっていたら。私はおそらくあなたのことを知らずに生きていたのでしょうね。たくさんある道の中でその道を見つけてくれたこと。それに決めてくれたこと。選び続けてくれていること。ありがとう。初めは小さな箱から今では大きな、大きなドームで何千何万の人を幸せにする村上くんだから私は見つけることができました。それは勿論、デビューする前から応援していたファンの方々のお陰でもあるけれど、村上くん自身がいっぱいがんばったからだと思っています。立派なアイドルになってくれてありがとう。見つけさせてくれてありがとう。まだまだ全然知らないことばかりだけど、でも努力しないとこんな人気者になれないことは分かるし、そんな人気者だからこそ世間のイメージに流されて辛いな〜って思うのも一度や二度じゃないけど、その度に「これが村上信五というひとが築き上げてきたものでもあるのだから…」とグッと飲み込んだり。なによりあなたはこうして自分を好いてくれてるひとがいることを知っているし、感じることができる場所も作ってくれる。あなたが大丈夫なら大丈夫だからのびのびとがんばってほしい。でもね重たい生き物だから赤い目をしてるときはやっぱり悲しいし辛いし寂しい声を聞いてしまうとやるせなくなる。あなたがいるところがずっと暖かくて優しければいいけれど、そんな訳にもいかないだろうし何よりもそれをあなたは望んではいないだろうから望まずにいます。だから、自分の身は自分で守るから、村上くんが全力で正しいと思う道をどうか歩いていけますように。健康で身体も心も元気に過ごせますように。それだけを願っています。真っ直ぐで、ひねくれていて、ちょっとめんどうくさい。“村上信五”というアイドルが私は好きです。誰の代わりでもないあなたがいい。やりたいこと、やらなきゃいけないことをしっかりやり遂げるところ。諦めずに続けることを辞めないところ。夢を自分のその手で掴みとれるところ。みんなに頼りにされて引っ張っていける人だけど、みんなに囲まれてほやほや嬉しそうに笑っているのも好き。わたしの何倍も苦しいときもあるだろうし、しんどいときもあるだろうけど「お互いがんばってまた会いましょう」って言ってくれるひと。紫という色がとんでもなく似合うひと。舞台に立つ姿は眩しくて格好良くて、どこまでも可愛らしいひと。一秒一秒どんどん素敵になっていくあなたを追いかけられて毎日幸せなの。しあわせなんだよ。素直に愛されてくれないんだろうけど、今日くらいは与えられる愛に埋もれていてね。たくさん、たくさん愛されていてね。いっぱい、いっぱいお祝いしてもらって、真ん中でこれでもかってくらいくしゃくしゃな顔をしていてね。本当にお誕生日おめでとう、だ い す き !

YELLOW PACIFIC


1月24日パシフィコ横浜にて星野源さんの新春2daysライブ『YELLOW PACIFIC』を観てきました。


「歌っていると無になれる気がします。ダンスや芝居をしている時も。自分が消えていくようで楽しい。」
まさに“音を楽しむ”と書いて音楽なんだよって教えてくれるそんなライブ。源さんは勿論、後ろのメンバー、客席の一人一人が全身でこの場を楽しんでいるのが分かるから、ずっと楽しい。
約3時間だけど気付いたらあと2曲、それくらいあっという間の。楽しい時間はいつだって一瞬で終わってしまうから儚くて寂しい。


源さんが曲と曲の合間に呟く言葉が印象的だったので前後や文面はあやふやですがニュアンスで書き留めておきます。

細野晴臣さんのライブに出させていただいて、そのときに『あと(の未来)はよろしく』と言われた。あんまりにもびっくりしてすぐ返事できなかった。」

「ファンクラブって運営する方も入る方も大変。でもファンの人がちゃんと優先的にチケットを取れるように、本を作りました。CD(のシリアル)みたいにたくさん買わなくてもいい。一冊でいい。本だと物があるからいいでしょう?

「よくアーティストの人の『準備できてるかーーー?』に皆『イェーーーーー!』っていうけど何が準備できてるの?引っ越し?…それ終わってからライブ来てるの、最高だな… (ツボに入る)」
「あとは新居に引っ越すだけ!みんな〜!引っ越しの準備はできてるかーーー!」「「「イェーーーーーーー」」」「新しい時代への引っ越しの準備、できてるかーーーーー!」



ワークソングで始まる。朝まで、働けって始まる。ライブって非日常のものだと思っているのだけれど源さんの曲はどこまでも日常に寄り添って、溶け込んでいくからこの始まり方が凄く好きだった。

光と音の海から現れる波や渦に何度飲み込まれそうになったことか。横浜という場所で歌われるWアンコールのFriend Shipは息をのむほど綺麗で。火曜日に聴く恋はやっぱり最強で。


「ここにいる人がまたみんな揃うことなんて二度とないんだ、だから歌おう!」
って繰り返し、繰り返し叫ぶように伝えてくれた。当たり前のことってちゃんと考えないけど、こうして言葉にして伝えてくれるから改めて今がどんなに尊い時間なのか思い知る。


最後の最後。客席に背中を向けて、ギターを弦が切れるくらいかき鳴らす源さん。全身から音が鳴って、その音で会場がぐわんぐわんと揺れる感覚が怖くて幸せで震えながら踊った。音楽ってなんて楽しいの、楽器ができなくてもここにくればこんなに素晴らしい楽器が自分にもあるんだって知ることができる。手だって声だって世界に一つしかない大切な楽器だもの。


どんなことも 胸が裂けるほど苦しい
夜が来ても すべて憶えているだろ

声を上げて 飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々が これから起こるはずだろ

すべて憶えているだろ これから起こるはずだろ

このどちらも歌えるのが星野源という人の魅力のひとつなのかなと思った。光と闇を歌えるひと。陰と陽を知っているひと。

何処かで「健康に気をつけて」と言ってくれたのだけれど本当に、本当に源さんも元気でいてください。大切な人が安らかな場所にいてくれること程、願うことは無いです。


しあわせをありがとう。またあの音楽で踊りたい。

#いいねしてくださった人をパンに例えました

わたしのお遊びタグの私的まとめです



カレーパン :しほさん
玉子入ってるやつがいいですね…♡揚げたての!衣がカリカリ、具は熱々、ふーふーしながらはふはふ嚙りましょう!ひっきにくひっきにく〜


くるみパン :奥ぶたえさん
ふんわり香ばしい良い香りとほんのり甘い優しいパン… 丸いのも好きですが、お花の形をしてるフラワーがとってもかわいい♡名前の響きもgoodです!


ジャムパン :こめさわさん
苺もいいですが、ブルーベリーが好みです 紫色…♡甘酸っぱい恋の味ですよね〜 ジャムパンって!ふとした瞬間に食べたくなる 何となくレトロな感じが好きです


ベーコンエピ :やすはちゃん
さっきも食べたんだけどね!それくらいすきなの!パリパリの皮とベーコンの香りが堪んない、絶妙のハーモニー… 木の枝みたいな見た目もちょっとひねくれててキュートでしょう?キャビネットに並んでるだけで楽しくなっちゃう


メロンパン :すーちゃん
ふわふわのパン生地にさくさくのビス生地をかぶせた、誰からも愛される菓子パン!一口ぱくり、とほおばれば優しくなれます…♡お砂糖をまぶして しましま模様をつけて ちゃんとかわいく焼き上がってねって、いつもドキドキする


バターロール :てふちゃん
シンプル is ザ・ベスト!ほんのり甘い、くるくるころころ、両手でそっと包み込んでいたいパン… 素朴でもあり、どこか高級感も兼ね備えてる 綺麗なのに可愛い すっごく魅力的です


ウィンナーロール :ゆっちゃん
老若男女問わずの人気者、親しみやすくて思わず手を伸ばしちゃうほっとけないやつ 見た目はふわふわだけど中に一本芯の通った意外と頑固なパン


ぼうしパン :さわさん
もう、ぴったりで… かぶってほしい…!まぁるく成形したパン生地の上に、カステラ生地をぐるぐる絞って焼くと帽子みたいにつばが出来るのです 玉子の香りがほんのりする 甘くてやさしいパン


イングリッシュマフィン :かおるさん
つぶつぶ もちもち こんがり焼いて表面をかりかりにして、バターをたっぷり塗ったら、もうそれだけで何枚もいけちゃいます ちょっとお洒落な、紅茶の似合う感じがぴったり!


あんパン :ちゃーちゃん
こし餡より粒あんっぽいね 外身はあんなに可愛いのに、中身はちゃんとつまってる 上品な甘みとシンプルな出で立ち 自分の立場をわきまえ周りもしっかりたててあげられる素敵なパン!それいけんちょ!


バゲット :ぽんさん
抱えた紙袋からすらりとのびる一本 フランスパンの中で最もオーソドックスな長さのバゲットは、釜から出すとパチパチ音がします 鳴き声とってもかわいいんですよ〜 真ん中を切って、肉や野菜をたくさん挟んで、バスケットにつめてお出掛けしましょ!


シュトーレン :えもさん
パン屋さんのクリスマスといえば、これ!中にクルミやドライフルーツを沢山練り込んで周りをシナモンのアイシング、シュガーなどで覆ってゆきます 一切れでも良いお値段のする 特別な日に大好きな人と食べたいパン菓子です


パン・オ・ショコラ :みーさん
クロワッサン生地にバトンショコラという、焼くと美味しくなる専用のチョコを2つくるくる巻いたパンです サクッと噛むと同時にチョコもパリッと砕けて、口のなかで絶妙に溶け合います 響きが最高にシャレオツ


ブリオッシュ :きょうじゅさん
ぷっくりあたまのかわいいフォルムとバター、卵、砂糖をたっぷり使ったパンにしか出せない黄色く気高い断面 ジェラートをはさんだり、洋酒に漬けてクリームを絞ってサバランにしても美味しいです


クリームパン :とうふさん
とろーり、たまごの風味が残るカスタードをたっぷり包んで何かの動物の手型に切り込みを入れたらツヤ出し卵ぺたぺた アーモンドスライスをぱらぱら ふくらむと間から少しクリームが見えたりして、茶と黄の色合いがとってもかわいいパンです〜!


パン・オ・レザン :ききこさん
デニッシュ生地にカスタードを塗り、ラム酒で漬けたレーズンを散らしたらクルッと巻いて輪切りにします そのまま焼いて仕上げにシロップをハケにたっぷり染み込ませ、表面にさーっと馴染ませればピカピカのレザンのできあがりです


クロワッサン :もえぴさん
香ばしい香りが鼻腔をくすぐって、ひと口かじれば気分はもうパリジェンヌ… サクホロ食感が癖になります 上に甘い蜜を塗ったら、また違う幸せの味がしておもわずにんまり


塩パン :しゃくれさん
ガブッと表面にかぶりつけば中からジュワジュワ溢れるバターにもちもち弾力のある生地の歯触り 表面に振りかけた少し粗めの岩塩がアクセントになって、飽きが来なくて何個でも食べたくなる病み付きヘビロテ罪なやつです


シナモンロール :まめさん
薄ーくバターを塗った生地にシナモンパウダーとお砂糖をたっぷり振りかけて、巻いたらザクッとカット 綺麗な面を上に向けてオーブンへ入れるとふくふく膨らみます 仕上げにアイシングをとろりとたらせば大人可愛いシナモンロールのできあがり!


チーズクッペ :れみさん
チェダーチーズをたんまり包み込んだフランスパン生地をころっとかわいくアーモンド型にしたら、真ん中にスーッと一本線 割れ目に更にチーズをのせて後はオーブンへIN!皮はパリッと中はモチモチとろとろチーズが堪らない… 焼き立てを召し上がれ♡


角食 :さとさん
四角の型にまあるく丸めた生地を入れたら蓋をかぶせてぎゅっと閉じ込めます そうすることでキメ細かくてしっとりもちもちになるんです 好きな厚さにスライスして、よく焼いてもそのまま食べても、楽しみ方は無限大!おもわず顔をうずめたくなる優しさ


フーガス :ひーちゃん
大きくて平たい葉っぱの形をしたパン 噛み応えのあるしっかりした生地にナッツを入れたりトマトやオリーブを入れたり、はたまた何も入れずにお塩を振ってみたり… 酒のおともにも最適 遊び心たっぷり とっても惹かれます


シュガーバター :もにゃちゃん
柔らかくふかふかした生地にパチリ、ぱちりと十字の切り込みを入れ バターとお砂糖をしっかり塗り込んで焼きます じゅんわり滲み出てくる甘さに頬がほころんで ああ 幸せだなあ…


ベーグル :こーちゃさん
これのユニークなところは、焼く前に一度ゆでるところです そのお陰で外はカリカリ中はもっちりの食感に 噛めば噛むほど味が出てヘルシーなのに満足できちゃう バリエーションも豊かで可愛いかったり綺麗だったり不思議なパンです




素敵な言葉や絵を頂いたり、童話を書いて〜 文が好きだ!など勿体無いことも言ってもらえて幸せでした… えへへ

お付き合いくださり本当にありがとうございました!

(※今年のリサイタルネタバレ少し含みます)



わたしは自担が見たいだけなんです!!!!!!!


わたし、ほんとこの一年半くらいでよーく分かった。この世界をみんな生きてきたんだよね… すごいなぁ、私なら途中で心折れちゃってたかもしれない。どれだけ村上信五という人が格好良くてかわいくても頑張れなかったかもしれない… それくらい村上くんを好きなひとにとって、この世は余りにも生きづらくないですか。



今年のリサイタルでのシンゴがしんだくだり、物申してる人がいなくて (あ… これもしかしてわたしが卑屈で冗談通じない人間なだけかも…) と感情に蓋をしていたけれど、先日同じ意見を呟いていらっしゃる人がいてあ〜〜〜一人じゃなかった、よかった… と思った。
本当にリサイタル自体は楽しくて面白くて幸せだったのだよ、これに嘘はない。けどちょっとだけ、がっかりしたことは否定しない。わたしはあの瞬間、悲しくて確かに切なかった。


大倉くん自ら「今度はものもらいができてしまって…」と発言したり、村上くんの「また大倉くんが調子わるなってサポートできひん夢みた〜!」って台詞があったり、色々思うところはあるけれど、そういうエイトなりの優しさだったり昨冬への不器用なフォローなのかとも思ってたし、熱中症まではくだらへんな〜〜って笑ってたけどそれ以降、夜空辺りは特に記憶が大変朧げであります。
ぶっ倒れて担ぎ上げられるシンゴに6人がやいやい言うて、笑ってるシンゴ可愛いかったから許す…と思ってたけどさ〜… 村上くんがOKだしたのだろうから私は笑うだけだな、と思ってたけどさ〜〜…



そして今日のKINGプロデュースToshinobu Kubota
なにがどうなってこうなったのかは分からないけれど、嬉しいし喜んだし、だってあの久保田利伸さんだよ???楽しみだしぞくぞくするし、でもそれ以上にめっっっっっちゃくっちゃ不安


リサイタルにしても今回のKINGにしても周りとの温度差を凄く感じて、勝手にひとくくると申し訳ないけれど村上担ってつくづく難儀な生き物だよな〜と思った。傷付いてるのか、悲しいのか切ないのか寂しいのかよく分からない。みんなのことは大好きだけど、こういうときばかりは自担だけで集まって閉じ籠りたくなる。


なんかね、そういう場面に出くわすたびに関ジャニ∞という場所だけは村上くんを守ってあげてほしかった、ってわたしの中の何かが時々絶望してるんだけどよく分からないよね… だれも悪くないんだろうけど偶にそう思うのなんでだろう…



私が初めて見たコンサートでKINGは輝いていたからずっとずっとKINGのこと大好きなんだけど、うちわも買ったし、ラップも段々上手になってるよね!!KINGの出世は誇らしい。誇らしいし、久保田さんの創り出すKINGが魅せてくれる世界を想像するだけで胸が高鳴るけれど、そうじゃない。村上くんじゃない。KINGは村上くんじゃないのよ… KINGはKINGなの… だれか気付いてよ…

聞きようによったら、すごく贅沢なことを求めてるのかもしれないけれど。もしKINGがあるから村上くんはないのならKING止めてほしい、私は村上くんが見たい。





エイトが今年もアルバムを出してくれて、ツアーも回ってくれるなら。その中でもし、もし万が一KINGをやるんだとしても二度とあんなこと *1 村上くんに言わせないと誓ってください… あれを聴いたときの気持ち、一生忘れないんだからね!

*1:寒かった

我が家に仔猫がやって来た話

それは突然のことだった。
8月8日を終えて、グーグー眠っていた9日AM3:00。
「ミーミー」父母のこそこそ相談する声に混じって聴こえる鳴き声はおそらく家の中のものだと確信した瞬間、あっ 嫌な予感がすると思った。


次の日の朝。起きてすぐ事情を聞く。お婆ちゃん家の風呂と壁の隙間に挟まってた(どんな造りしてるんだ)のを父が助けたらしいこと。まだ本当に仔猫で、そのままほっておけば死んでしまうかもしれなかったこと。だからって、なんで、連れて帰ってくるかなあ。


それから病院に連れていって、離せなくなってしまった父とそんな父の優しさに惹かれて一緒になった母に、娘の返事などYesしかないのではないかと思いつつも、本当にイヤで、イヤで「絶対飼わへんから!」と宣言して会社に行った。帰ってきても口を利かず、部屋に閉じこもった。理由がある。


数年前まで犬を一匹飼っていた。白くてクルクルした犬。すっごい良く噛んだけど、どこの犬より可愛かった。けれど私は世話をするのを面倒くさがった。
自分の楽しいことの方がいつでも優先だった。
そしてある日、病気になって、いなくなってしまった。


散歩もなるべく早く帰りたがったし、一緒に遊ぶのも都合のいいときばかりで。飼いたいと言い始めたのは父と私だったのに。かわいい、かわいいと言いながらも肝心なことは全て他人任せで、出かけたいのに君がいるから行けないじゃないかと責めたこともあった。
きっと、これはその所為だと思った。


もう二度と生き物を飼わない、飼ってはいけないと。決めたのに、だ。


朝から晩までずっと、ずっとそのことばかり考えて、でもこのままじゃ埒があかないから10日の晩。まず母に話した。一番負担をかけるのは母だから。父にはかわいがることはできても、世話はできないと伝えた。自分勝手な言い方だとおもうけど今はそれが精一杯。


それからご飯を食べて、カゴからひょこっと顔を出して「みゃー」と鳴いた猫と目が合った。とりあえず抱き上げてみると、本当にちぃちゃくて、びっくりした。




仔猫を拾ったら。育てる、捨てるなんてかわいそうだ。と思うのが普通の感覚なのだと思っている。だから私は、どっちかというと考え方が悪なのだと思っている。でも父が、もしこの子を手放したとして、これからどこかで仔猫を見るたびに思い出すとしたらそれの方がイヤだったから、だから受け入れようとしている。



かわいいのはかわいい。かわいいと飼えるのは別。でももう、家の一員になる。名前はまだ無いので、ここでは(と言っても村上くんの話ばかりであまりしないと思うけれど)“スキマ”と呼ばせてください。風呂と壁の隙間から出てきた仔猫のスキマ。


わたしのフォロワーさんたちには猫派が多い気がしています。どうか何かあればご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。というお願いも込めて書きました。




村上くん好きだけど、そんなところまで同じになるなんて思わなかった。夢にも思わなかった。思わなかったんだ…

君のことを「うちの子」と呼べる日が、いつかわたしに来るのだろうか。

ちぃ と 村上くん (通信7/18)

(人面犬の話から) ペットぉ?ペットシリーズ…… ペットシリーズなー まっ 特に僕は最近何もないですけどね。ちぃさんとも。普通に、平穏な、何事もない日常ですので。何事もないというのは非常に幸せだなということを痛感してる次第でございます。


スタッフさん (もう何年目になるの?)
まぁ、正直そんなん数えたこともないですし。よくいう、何歳?何歳?聞かれるんですけどそんな別に何歳とかに興味はさしてないーのでぇ (笑い声) …そんなに年齢大事ですかね?っていうね、僕としてはですけど。
いやいや!可愛がってないやん!って言われるんすけど、かわいいのはかわいいと。


ただ、その、女性スタッフに多いんですよね「いくつになったんですか?」と。こだわるなぁって、そんなに。あれなんかな、ほら誕生日ー なにせぇ、これせぇとかいうタイプでしょー いう、そういう話になるんです。怪訝な顔されるんですよ、「そんなことないですよー」って言いながら (あっ いらんこと聞くんじゃなかった) っていう心の闇がね。若干見え隠れするんですけど。
あんま、そこの年齢とかってあんまりねぇ、気にならないんですけどね。まぁ かわいいし、



ただ、今ほんまに毛が、毛が大変やわぁー もうーー ほんっまに!それだけ!たまらんくらい。ころころの減り方が半端ないっすからね。あともう床も掃除機やなくて乾拭きのやつでぞうきんかましてスーッと、あの、棒のね?やつで。やってるんですけども。すっごいーもんな、ソファの下とかもちょっと走らしたらもー えらいことなっとるから、さすがにお掃除ロボでも追っつかへんので目に見えるとこはそれで掃除してるぐらいかな。まぁ 天気いい日はベランダ出したりとかしてるんですけど…


スタッフさん (ブラシするの?)
ブラシ?するよ、ブラシッシングなんかするけどそんなん、ひとかきしたらえらいもん「はげるんちゃうか、こいつ!」っていうくらいの毛ぇ取れるからね、この時期。ちょっといっぺん… だからシャンプー… もね、ちょいちょい連れて行くんすけど今の時期はね、連れてってもねぇ。


外出してぇ、あのゲリラあるでしょ?ゲリラのときはまぁ、朝天気ええからもー これもしゃーないじゃないですか。まぁ 仕事終わって家帰ってきたときにぃ、まぁやっぱちょっと、ねぇ、びちゃびちゃーってなってるからちょっと端っこに逃げたりはしよるんすけど。
前一回あったんですよ、連れてった日の晩にそれなってて、あー だから夕方くらいか、撮って帰ってまぁまぁまぁ まだ日ぃ残ってるからーと思って出してたら「バシャ」って「うわぁっ」て思ったらもう!車の洗車と一緒ですよ!「もうなんっで今日あろて(洗って)きて今日こんな帰りに雨食らわなあかんねん」っていうのんと一緒で…



まぁ、それからなんか、涼しくなってからでええかなとか思いね、別にそんなね、そんな外出てあっちゃこっちゃ行ってるわけじゃないのでね。気にはなってないですけど。まぁまぁ 毛ぇだけはちょっとねぇ やっかいですよ、今の時期は。





(・_・)(゚レ゚ )(´Д`)(´∀`)(´д`・)(`д´)(`ヽ´)

村上くんがちぃちゃんに出会ったのが2012年7月24日で、もうすぐ四年。一緒に夏越すのもこれで四回目。
いつしか毛の生え変わる時期も覚えて、知らぬうちに毎年のことになってるのかな… いとしいな…
部屋着に寝着と外着あるなら付かないんだろうけど猫毛ついてるとこ、想像できそうで出来ない。ほんまに飼うてるんやーって、お話してくれるたび思ってるよ。


少しでも長く、かわいい娘と仲良くできますように。
そしてたまにでいいからその日常を覗かせてくれたらとっても嬉しいわ。

MACBETH


7月の7日。マクベス ライブビューイング in 大阪へ行ってきました。場所は梅田芸術劇場、私自身中に入るのは初めての経験。藤原竜也さんのハムレットを観劇しにきた友人を扉の前までお送りした時以来、あとは夜行バス乗り場に向かうときに前を通るくらい。

未だ、あのスクリーンを眺めているような心地さえします。帰ってこられない。皆さんがずっと考えてしまう気持ちがわかる。終わってからどっと押し寄せるこの感じ… まるちゃんにしか演じられないマクベス




14:00〜の部、開演の30分くらい前に着きました。駅から劇場に着くまでの間にオレンジのアイテムをお召しになった方々を発見し、のこのこと付いていく。とかくいう私も鮮やかなオレンジのスカート、なんだか特別な場所に向かうドレスコードのようでした。でも見た感じ、綺麗め:オレンジ:制服が6:3:1くらいだったしコンサート等のグッズを身につけてるひともあんまり見なかったし、みんな可愛かったです。


ホテルを通り抜けて劇場へ。それにしても良い天気だった。七夕の日に晴れてるって珍しいね?入り口横に飾られた例のポスター。道行く人が「おお…」と呟きながら見に来てた。この人が丸山くんだって、みんな分かってるのかしらと思いつつ眺める。


ちなみに真隣はMBSです。茶屋町はもうマルベスの支配下です。そしてお姉さんにチケットを渡して入場。赤と金を基調とした煌びやかな内装。入ってすぐ階段があり、上ると一階席に行ける。上らず左に進むとグッズ販売の列が見えた。並ばせてたお兄さんがイケメンだったのだけど、もしかして?(たぶんちがう)
販売の係りの方は四人くらい。スムーズに買えました。個数制限は5個まで。カレンダー思ってたよりも大きかった。パンフレット、帰ってから開けたけど臭くなかった…!(感動) あと紙質が好き。

小脇に抱えて階段を上る。私は終演後に行ったのですが、ここのトイレめっちゃ難易度高い造りをしておられた。個室はぜんぶで十何個あるんだけど横に二つに分かれて広がってて、しかし入口から出口までは縦に繋がってるもんだからどこ空いたのか、覗きにいかないとわからない。…うまく説明できないんですが!だから済んだひとが入口の並んでいるひとに (空きましたよ) とペコリ、するという思いやりの心で円滑に回ってた。


トイレ前の窓際に表に飾っていたのと同じポスターが、今度は金の額縁に入れられて置いてる。そこにも列ができててトイレ列かと思ったら謁見待ちだった!みたいな風景を何度か見た。一人ずつ写真におさめていくのだけど後ろの窓から光が差し込んでどうしても反射してしまう、私の前の奥様方が「ここ!ここが綺麗!」とベストポジションを見つけてくださり並んでるみんなに教えてくれた。ほっこり。 反対側には銀縁の子もいてた。麗しや。


扉がいくつかあって、中に入ると映画館のような大きいスクリーンにマクベス (黒文字)、その下にライブビューイングin大阪 (赤文字) と映し出されてた。私は一階席の12列でした。首も痛めることなくちょうど良い席、ほんとうにありがとうございます… 斜め前の方が広げたパンフレットを横目に後ろのお姉さんのコンサート話に耳を傾けて待機。会場全体はなんとなく薄暗くて雰囲気あるのに、いかんせん周りの会話がポップすぎて本当に今からここでマクベスが始まるのか実感湧かなかった。


が、グローブ座の映像がスクリーンにうつり、ザワザワする客席。座席前3〜5列くらいを含めて舞台全体が見えるアングル。固定カメラなんやね〜ってちらほら聞こえてきたし、私もそうなんかなあって思った。会場の諸注意アナウンスもそのまま向こうで流れてる声が聞こえてくる。休憩ないからトイレ今のうちやでー、とか。
全部の説明が終わり向こうが暗くなるのに合わせてこちらも段々暗くなり、完全に暗転したところでスクリーンも真っ暗に。バッと画面が切り替わったかと思えばもう始まってるから心の準備が追いつかなくて (おおお…) となった。


なんにも勉強せずに行ったものだから、正直やっぱり読んでおけばよかったなと後悔した。徐々に理解していける部分も勿論あるし、楽しいけれどやはり物語の筋書きくらいは知っていて損はなかったなあって。台詞は言葉こそ難しいけれど言い回しがとても綺麗で受け止めやすかった。舞台についてもシェイクスピアについてもド素人のわたしには、原作とどこがどう違うのか分からないので比べることはできないけど、一人の人間が堕ちていく様とそれに飲み込まれ巻き込まれていく人々の心を目の当たりにしながらも勿論一観客の私に成す術などなくて、どこにも向けることのできない気持ちがずっと今日まで続いている。


忘れられないまるちゃんの表情が幾つかあった。一つはダンカン王を殺し、返り血を浴びて部屋から出てきたマクベスが夫人に向かって「俺はやったぞ」と報告したところ。達成と絶望が綯い交ぜになったような表情だった。プレビューの会場では丁度その部分がアップになったのだけど長い髪の間から見える赤と瞳の黒のコントラストが鮮烈だった。
二つ目はバンクォー殺しを暗殺者たちに指示する場面。階段に腰掛け、刺客の頭を撫でながら言葉巧みに奮い立たせていく。すごく好きだったのにあのとき刺客に話していたまるちゃんのセリフが思い出せなくて、色んな方の感想を見てみても誰も書いてなくて。終わってからパンフ読んでまるちゃんも鈴木さんとの対談であげていて嬉しかった。あの王冠をつけて刺客を従えていたまるちゃんの顔は愛と無に染まっていて息をのむほど美しく、恐ろしかった。


あとは、チュー… チューよりもわたしは触り方が本当に「けしからん」と思いながら見ていました。壊れ物を扱うように優しくでも情熱的に夫人に触れるマクベス。かわいくもかなしい夫婦だった。人間のピュアな部分は良くも悪くも強くて儚いのだと教えてくれた二人だった。
夫人は原作では“オニババ”らしいし、マクベスが折角国王殺しを諦めかけてたのに「それでも男か!」みたいに焚きつけたときは (やめてやめて) と思ったけど、夫を信じ愛するが故に周りが見えなくなって自分すら分からなくなっていく様は酷く哀れで「もっと幸せな道があっただろうに」と一緒に泣くしかなかった。



観に行く前に「演出で声を上げちゃう人が…」みたいな呟きを読んだのだけど、ここかって何回か思った。確かに怖いしびっくりした。特にクライマックス、マクベスが討ち取られ扉に血がタラーと垂れてきて、その扉が開いたかと思えばマクダフがマクベスの頭を掴み歩いてきたときは内心 (ギャッ) って震えた。その後ずっと頭はハシゴ上に刺さってるものだから、終演後まるちゃんが出てきてやっとほっ…………っとした。それから時々生首のことを思い出してるんだけどその度に脳内のまるちゃんが(´∀`)生クベス!って言ってくれるから大丈夫。なんだろうこれ。

カーテンコールのまるちゃん、「今日は七夕だからかなのか分からないですけど何故か中継が繋がってるみたいで」…えええ“何故か”って!座長の希望も少しは入ってるのかと思ってたけど何故かって… ちょっぴり切ない… と思ったのはきっと私だけですか。
でも大阪に向けてキャストの皆さんに話し振ったりするのをみているとああ、この舞台の座長さんなんだなぁって。普段いじられることの多いまるちゃんが共演者さんたちをからかう様子がなんだか新鮮で良い関係なんだろうな〜〜とほろほろ。

あと開口一番「ハッピー七夕!」って出てきたお姿にジンとしました。ただ、いつもの『まるちゃん』じゃなくて、どこかにマクベスを潜ませたままのまるちゃんで、やっと二時間半ぶりに息を吐けたような気もしつつどこかで知らない人をみているような感覚もあった。


カテコのこと、少しだけメモ。
・二回目キャストさんみんなで出てくるときまるちゃん先頭で入口手前に何か(剣?)が落ちてて、スッと退かす。その仕草が自然で会場キャ♡ってなった。
・足元のカメラに「これも繋がってるんですよね」って見てくれたけど切り替えるタイミングが合わなくて映った頃には足だけしか!!映ってない!!しかしまるちゃんの足を下から眺めるなどこれはこれで贅沢な体験…
・子役の子に「大阪の人に一言」と振ったら「観に来てくださってありがとうございます!」みたいなこと言ってくれた。しっかりしてたしかわいいしでにやにやしちゃった (大拍手)
・最後はけ際 (中継カメラこれ?) って指差して確認し、大阪〜 ありがとう〜ってお手ふり&笑顔をくれたのがうれしかった… こちらこそほんとうにありがとう!



ライブビューイング自体はARASHI BLAST in Hawaiiを観に行きましたが映画館と劇場、ライブと舞台、異なる設備の中でまた違ったものでした。舞台は声が少し反響して聞こえづらいところもあったけれど、カメラも複数用意してくださり、良きところで寄ってくれるし何にも不満なんてなかった。映し出された表情はどれも素晴らしかった。
でも、どちらにしても画面越しの世界というのは変わらなくて、リアルタイムで行われていることなんだと思うことは難しくて、グローブ座でちゃんと観たかった。空気の匂いや温度を感じながら観たかったなあって心底思いました。贅沢だ。




晴れやかな顔つきでみんなを欺くのだ、
偽りの心をかくすのは偽りの顔しかないのだ。

この言葉をまるちゃんが放った瞬間びりびりっときた。
どうしてか分からないけれど、どこかで私はマクベスにまるちゃんを重ねてしまっていたのかもなあ。まるちゃんに対しても重たい愛をいつも持っているから。


マクベスが残りの公演も無事に、全員で楽しくお芝居でき、駆け抜けられますように。マルベスを村上くんも観に行けたらいいな。


しばらくは感情の渦に身を任せます。