たいらげたら眠る

今ウトウトしてたでしょ?

7


「しあわせ」と感じる、その瞬間のために人は毎日を生きてる。


元気が出るLIVE。何度でも足を運びたかったし、帰りたくなかったし、終わってほしくなかった。初っ端から最後までずーーーっと最高のLIVEだった。DVD出たら何万回、何億回と再生してそれこそテープが擦り切れるくらい見てやるんだ!と思ってた。私の言葉でつらつら喋りますからだめだとおもったらそっと閉じてください。




まず、どうしても書き留めておきたい乾いた花のこと。回を重ねるごとに厚くなっていく二人の音色と、気持ちのゆとりから生き生きとした表情に変わっていく様を見られたのが嬉しかったし、誇らしかった。
ちゃんとセッションしなきゃ… って頑張ってたようにみえた指先がだんだん優しく鍵盤をたたくようになっていくの、本当に、本当に涙がでるほどしあわせだった。未だにCD音源は数える程しか再生できてないけれど、これからも大切に聞きたい。

最後の日の「ありがとう、ヒナ」という言葉に握手、そして村上くんのなんともいえない暗闇へとけた表情までレポで読んでいた風景をDVDで知れて良かった。でもオーラスの乾いた花の村上くんの音と声をわたしは記憶の中のそれと照らし合わせてしまう。楽器は演奏者の気持ちを汲み取ったり、乗せて届けてくれるものだと思っていて、だから多分これは勝手な感覚なのだろうけど。


いろんな気持ちが村上くんだけじゃなく他の六人にも、みんなにもあったあの日のことを一概に「こうでした」とはまとめたくないし、まとめられたくもない。そこに居なかったものとして勿論わたしもまたいろんな感情を持っていたし、だからこうして映像で知ることが怖かった。DVDに残った想いは一つの大きな形であるのだとおもうけど、きっとここに無い想いもたくさんあって、残っていないから違うのではなくてぜんぶ個々で大事にしていい気持ちだと思っている。
いわゆる「絆」というものを、確かにこのDVDから感じたけれど私が何度も見たかったのはこれじゃなかった、という我儘と大好きだったあの元気が出るLIVEは本当にあの日こうして幕を閉じたんだとようやくストンとこころに落ちる感覚。



「本当ならこうなるはずだったのに」ということは基本的に無いと思っていて、現実に起こったことが本当だし本当だと思いたかったことは理想でしかない。そんなこと分かっていても考えてしまうのは、その理想が限りなく現実に近かったからだろうと思う。今までのコンサートやいろんなイベントをずっと初日からオーラスまで欠けずに居続けてくれた七人だから、今回もきっとそうに違いないという少しの驕りがあったのかもしれない。

買う人それぞれあるだろうけど少なくとも「このDVDで初めて元気が出るLIVEを見る」というひとがいたとして、もっと、もっと別の、格好良くて可愛くて楽しくて泣けるライブだったんです、ってすっごくエゴだけど1/16までの元気が出るLIVEをみてほしかったって思うことを止められない。くやしい。世に出た“元気が出るLIVE”がこういう形であることが。あのライブが全編ちゃんと残らなかったことが本当に… どこにも向けられないしどこにも向けるべきでない感情。でも何にも事情わからないからいうけど2、3日撮ったりできないのかな。変化していくのがライブの良いところでありつらいところでもあるから。でもパッケージだけは、みるたびに悲しい。確かにこのDVDの本編は6+45000なのかもしれない。けどなんでパッケージまでカバー外したら大倉くんがいないことを実感しなきゃいけない。発表された日からそりゃないぜって思ってたけど手にするともっと悲しかった、この作りだけは本当にこれからもずっとやだなあって思い続けるとおもう。もうちょっとなんとかならなかったのかな、メンバーも誰かやだって思わなかったのかな。わたしはやだったな。




その場にいた人いなかった人、大倉くん担の人と他担の人。老若男女ひとりひとり感じ方は違うだろうし、大倉くんが綴ってくれた言葉のほかに変な考え持ちたくないけど私自身の区切りとして記しておきたかった。
六人がそれぞれ「ラスト」と「おおくら」という二つの言葉を交互に発しながら、楽しもう!って声を張り上げる姿が感動するかと問われたら、わからない。
ただやっぱり大倉くんの笑顔がうちわではなくそこに無いと寂しいとおもうし、大倉くんのドラムや声が聴こえないと物足りない。誰も誰かの穴を埋めることなんてできなくて、穴は空いたら空いたままなんだな。大好きなひとたちが大切なひとの名前を呼ぶのは胸がちょっと軋む。



特典の方は、あの、おこがましいこというならファンが映ると自分をみているようでちょっとつらい… で、す。じっぷとかのインタビューもヴッ… といつも思ってる。確かにふふふと微笑んでしまうような素敵なやり取りもあるんだけどね。エイトとエイターについてはこれまでファンになってから幾度となく考えてきたこと。初めはエイターと呼ばれることが恥ずかしくて(わるい意味ではなくて)なんというか照れ臭くて、でもだんだんそれが誇らしく思えるようになり、関ジャニ∞カンパニーの一員にしてもらえたような心地さえする今であるけれど、近さが嬉しいことも苦いこともあるし難しい距離感で向かい合っているなと思う。実は最近Dear Eighterを手に入れたので早く読みます。でも、とても愛されてるなって思いました。みんながみんなに。ライブ中に配信してくれてた動画も素晴らしかったけれど、いつも以上にいろんなひとの想いが込められた編集だった。







ここまで書いたけど。大倉くんが出たくても出られなかったのは最後の一公演だけだったのにそれがこのライブの集大成のように、このライブのまとめのように映像化されてしまったのは。元気が出るLIVEは本当にその名の通り、元気が出るLIVEだったんだ。オーラスの日もそれに変わりはなかったんだろうけれど、あの日を、私は “僕らにだけわかればいい” 一日にしてほしかったなという気持ちはずっとある。
DVDを買って、観て、楽しかった。だからそんな風にいえる立場にないけど、どうしようもなく、やるせないよ。





本当に元気になってくれてありがとう。あの日えらんでくれて、ありがとう。そして今度逢える日を心待ちにしています。

僕の心の声を聞かせてあげる

去年の3/2、私はグローブ座の大きな看板の前にいた。



そして今年の3/4、再びその前に立って「ほんとちょうど一年だね」って友人と話してた。
あの日はキャンセル待ちで整理番号も十何番とかだったのに、若かったから(気持ち的な意味で)、勢いで夜行バスに乗り込んでた。いま思えばそれがあったからこそ続いてる縁もあって、直感で行動するのもわるくないなぁって。そんなときの友人が今回繋いでくれたチケットで人生初めてのグローブ座、及びイフオアⅧ私的初日を迎えました。


去年はブリーゼ体験記だったから、今年はグローブ座体験記にしようかなあと思ったんですが未だに新大久保というところをよく分かってないから… マツモトキヨシの横を曲がってずっとずっと歩くってことしか… あっ お昼はヨコヒナのビビンバ食べに行きました!美味しかった〜 なんか大きな銀色のボールをもらって、そこに自分で好きなように盛っていくスタイル。卵は一個だけってこと以外はお代わり自由、追加でサムギョプサルが付くセットもあったんだけど見送りました。結構お腹いっぱいになるのよ!(夜ちゃんと厚切りのやつ食べましたが!)



グローブ座に着くと、この時期は夢にまで見る大きな看板と、よくわからないうねうねしたモニュメントが出迎えてくれる。「何の電波が通ってるん?」「アートだよ?」って会話をした。だって、電線っぽくないですか。中に入るとグッズ売り場の隣でお姉さん方が何かペラペラめくりつつ書いてる。ん?バックナンバー?む、昔のパンフレットが買えるの?!やばい、グローブ座… これいつも?当たり前なの??ええ、ほしい…
今年のパンフレット可愛いね。去年は銀色に赤、今年は黄色に紫ね。中身はネタバレあるから終わってからみて、と友人から教えてもらい我慢してカバンに入れる。



席に着いて、一階席の真ん中辺りでした。壁に彫られたIf...or ⅧとMURAKAMI SHINGOの文字、青紫っぽく照らされた舞台上。ライトは5色だったかな。ブリーゼは映画館みたいだけど、グローブ座は囲まれている感が楽しい。皆で村上くんを見てる感じがすごくしていいなあと思った。ずっとグローブ座の方が大きいと思ってたし、実際行ってもそう思ったんだけど収容人数はブリーゼのが多いと知ってびっくり… (グ: 703人 ブ: 912人)
距離的には去年の初日と同じくらいの位置で、生まれて初めて観たあのときの気持ちを思い出してドキドキした。


以下、覚書

If de Janeiro TV〜ってお姉ちゃんのナレーションが流れ、画面に映るブラジルのニュース番組。夜ふかしの人気調査inブラジルで堂々の1位を飾るシンゴ・ムラカミの話。(2位: ネイマール、3位: サバンナの八木さん)
モデルのサングラスは飛ぶように売れ(2億本)、主演ドラマは8作、流行語大賞に「DO ITASHIMASHITE」…超スーパーアイドルになった村上さん。そんな彼がビッグサプライズイベントをブラジルで開催すると知り、国民は歓声を上げる。
軽快な音楽とカラフルな照明がステージに灯り、奥からバングスが駆け出してくる。かっわいい… おもってた200倍くらいかわいい。絶対出てきたところで一回非常口のマークみたいな格好で止まるんだけど「うわあああああ」って“すばるくんのハナミズキを聴いた村上くん”みたいな拍手しちゃう(長い)。

「オラ!」生まれはアメリカらしい日系ブラジル三世のバングスちゃんからの挨拶を受け、客席が『オラ!』と返事すると「オブリガード、オブリガード」とちゃんとお礼してくれる。
バングス「シンゴ・ムラカミがここブラジルで『びっっぐさぁぷらぁいずいべんと(←すごく主張してくる、律儀に毎回フルで言ってくる)』を開催してくれるんだ」って嬉しそう。「神に感謝だよな!」って十字を切り天を仰ぐ(しかし仏教徒)。静かにしてると「おいおい、コーヒーブレイクじゃないぜ?」って煽ってくる。
あと突然床をドンドン踏み出したかと思えば「うっせぇな!聞こえてるよ!…まぁた、サバンナの八木だよ〜」って小ネタ挟んでくる。めっちゃかわいい。“ブラジルの人きこえますかー”のアンサーをまさかここで聞けるだなんて… 拍手したら「それはシンゴ・ムラカミに取っといてくれよ」って謙虚なバングスちゃん。

「彼は日本で一人舞台をしているらしいんだけど、そこで出会った友人たちを今日は連れてきてるんだ〜(ニュアンス)」と言い捌けて、コレクションが始まる。初っ端バングスちゃんの顔がアップで画面に映るのが超かわいくてみてなかったけど、ここで舞台中央から階段がでてくる。階段を降りた先に回転ステージがあって、そこでポーズ決めてくる〜っとまわる流れ。
順番はコージ→オカン→かぐや→むーたん→ごくもん→縄 文人だったかな…

  • コージ キッスでお花を出し、胸元から鳩を出し、赤いチーフをステッキに変える手品をする。BGMはオリーブの首飾り。
  • オカン キラキラの割烹着を着てステッキを高く掲げる。BGMは松山千春さんの恋。「それでも〜 恋は〜 こい〜〜」客席に折り鶴を投げてくるんだけど、投げ方がまあ、雑!最後はノールックで投げてくる。その勢いで階段を登り、こっちに向いて裾を持ち上げお辞儀。
  • かぐや シャボン玉を持って出てくる。BGMはテイラーのShake It Off。階段危なっかしく降りてきて、ステージに着いたらパッて顔の横に手のひら持ってきてあざとい顔、そしてそのまま回転。後ろ向きになったところでBGMの♪Shake It Off〜 Shake It Off〜に合わせ、おしりふりふり。終わったら舞台端まで駆けていきシャボン玉を吹く、またターッと反対まで駆けて吹く。上手く吹けるときと吹けないときがあって何度かチャレンジするんだけど本当ぜんぜん出ないと不機嫌そうに戻ってゆくし、吹けると満足そうにぷーーーっと吹ききって帰ってく。


BGM“ねぇ”が流れて、順番にあの衣装を来たあーちゃん、のっち、かしゆかが出てくる。(全部村上くん) そして曲はポリリズムに変わり、イントロが終わる頃、映像に合わせてむーたん登場。
ナレーション、位置、タイミング完璧。もうなんていうか… 生Perfume(語弊ある)が見られるなんてゆめみたいでした…… 階段かけ降りて大の字ジャンプするとことか本当、鳥肌たったからね!ジャムではヤンマーちゃんが踊ってたやつ、あのとき前で見てたのよね?りょうちゃん笑ってたもんね?

  • ごくもん BGMエレクトリカルパレードに乗せて、ゆっくり一歩ずつ後ろ向きに降りてくる。のを、みんなで「頑張れ〜」って気持ちで見つめる。無事着地するとその場で顔を隠しながら回る。そこであれ?と違和感を覚えてたら右通路から文人が出てくるの〜〜 そしてスガシカオさんのprogressをギター持ちながら歌うのよ〜〜〜!じょうずなの!とっても上手!声質が合うんかなあ、素敵でした。ただノってくると髪振り乱しながらお客さんに寄っていくのやめてください…… 致命傷負うから。ステージよじ登って帰っていきました。


そして「リング入りかよ」ってくらい盛大な紹介の後、照明が消え、真っ暗になり1、2、3…
スコーンと付いたライトの下、サングラスをかけたシンゴ・ムラカミが登場。ゆったりと右ななめ上をみあげる、拍手が起こる。左ななめ上をみあげる、拍手が起こる…と、毎回ここで微笑むんだけど(これはワザと)、本当に笑いが堪えきれなくてニヤってしちゃうのがめっちゃかわいいの。最後サングラスをたっぷり時間をかけ外し、マイケルポーズ(?)でビヨンセタイム(?)よ… すぐ暗転するんだけど焼き付いて暫く離れなくて、太陽をずっとみてたときみたいにね、目の前にシンゴ・ムラカミがね… ちらちらするんだよ…


そこからまた映像。
ヒーローインタビュー的なことがあるんだけど後ろの壁にスポンサーさんの名前がパッチワーク状に書かれてて、麺づくりとかkingとか細かく全部村上さん仕様になってて「凝ってる、愛されてる…」と思った。


インタビュー。(ブラジル語、字幕付き) 独特の間に笑いを堪えるの必死だったんだけど、「関ジャニ∞の皆さんは(このデビューについて)何と?」みたいな質問に「言葉はいらないよね… 心(ここ)で繋がってるから」って答えてたのにグッときたし、あと「なぜデビュー曲を選んでもらうことにしたのですか?」って問いに「僕のエゴになっちゃうから…」とかなんとか言ってくれてたところ、なんだか笑えなくてじんわりしあわせだったよ。サングラスは僕の命だから、とか言って絶対外さないようなひとなのに。どうしようもなく格好いいんだよね… 最後「DO ITASHIMASHITE!」と握手してから退出。


またバングスちゃんが出てきてソロデビューが決まったんだー!って教えてくれる。わ〜って客席が沸いたらまだ(喜ぶのは)早いよー バングスのタイミングでいかせてくれよーみたいなこといってくるんだけど、自分のことバングスって呼んでるのホントかわいくない??(甘々) そのデビューシングルをここにいる日系三世たちのクラップユアハンズで決めるんだよ!と。
シンゴ・ムラカミが日本から8曲持ってきてくれた、優しいからいきなり1曲に絞れとは言わない、4曲ずつ二手に分けてそれぞれ一つずつ選び、最後残った2曲から一つを決めようと。
これが面白くて上手いこと割れるの。そりゃそうよね… 選べるわけないもん… 全部ちゃんとジャケット撮って、レコーディングしてて、選曲も恐ろしいくらい良い。(後に十祭のアンケートを参考にしたと知る) ソロの話はまた今度別に書き留めたい。あ、そうそう村上くん、みんなが喜ぶの分かっててディアーのこと絶対(´Д`)でいあーって言うの、罪かわいい。


生で聴く村上くんの声って思っているより掠れてて、ほんと甘い。踊りも大胆なのに繊細なんだ、うまいこといえないんだけどさ、好きだなぁ… シンゴ・ムラカミ曲紹介なかもりあきなさんばりに小声なんだけど、そこから曲入りへのスイッチが凄い。パチって変わる訳じゃないんだけど、もう曲が始まるとアイドルなんだもの。舞台の上に立つひとなんだよなあって思わずにはいられなかった。



暗転して映像。移動車の中のでくつろぐシンゴ・ムラカミ。ここのシンゴ・ムラカミ結構ほわほわしてて村上くんに近い喋り方してた。道に落ちてるゴミを見つけると車止めさせてゴミ袋片手に拾いにいく。それを車内へ持ち帰る。
要らないものは捨ててリサイクルしないと…と言いながら巻いてたストールも「暑かったから捨てちゃったよ」とゴミ袋へ。マジ破天荒。
次は女の子の風船が木に絡まってるの見つけて取ったげる。
女の子「ありがとお」
シンゴ「いいんだよ」
女の子「…ありがとお」
シンゴ「いいんだよ、もう大丈夫だよ」
女の子「…」「…」「…ありがとお」
シンゴ「いいんだよもう大丈夫だよ」

しつこいかわいい。無音のち、そっと風船のひもがシンゴの頭にかかるんだけど何回みても面白いからすごい。
その後いっぱい荷物持った男の子を無理やり手伝おうとするんだけど断られて撃沈。草むらになぎ倒されて散歩中の犬に見られるシンゴ。
頬を怪我して氷当てながらインタビューのひとに「今から誰に会いにいくんですか?」と聞かれて、ポヤーンと恩師の顔を思い出す。ここから先生へ。


先生、今回のテーマは音楽。いろんな楽器がオーケストラっぽく描かれててそこにジャニーズグループを当てはめていく。去年は全部先生が決めたものに沿って進行してってたけど、今年は割とざっくりでその場のノリと先生の気分で変わりました。お客さんに指揮者を選ばせてその後をはめるスタイル。
男の子が先生の近くにいればいいんだけど(すぐ当てられるから)、いなかったときめっちゃ先生困るの。指揮者エイトになったとき本気で困っててかわいかったよ。うろうろ探して客席見渡すから一瞬目が合ったような錯覚に陥る… 時が止まったぜ… 絶対じぶんから手を挙げる人は当てない先生。奥ゆかしそうな子えらぶからいいんだけど、年頃の娘を「はだかちゃん!(服の文字streakによる)」と連呼するのほんまセクハラで捕まるからおじちゃんやめぇ…

先生の内容は公にすることじゃないから胸に秘めとくべきもの。しかし今年も先生のセンスはピカイチでした。(´Д`)にっぱち!
あとジュドゥリドゥの説明するとき、前におみ足を伸ばしたの (長ぇ…) と釘付けになってて聞いてなかったこと謝ります。



ムラネットどこで入ったっけ… 手越というパンドラの箱をインタビューアさんが開けちゃって、ご機嫌ななめになった村上くんがTVのスイッチを付けると始まる「ムラネットシンゴ」
OP映像も曲もちゃんとシンゴ仕様になっててかわいい〜 暗転して赤いハッピ着たシンゴおじさんが出てくる。椅子に座ってズボンの下の靴下を片足ずつ上げてる。ベージュっぽいアーガイル柄(?)の靴下。膝下くらいまであるやつ。
入社3年目のイシイくんに「僕はしじゅうごねん(45年)なんだよ!」こんな紙切れ(台本)もインカムも要らないって言いはって生放送へ出かけていき独特の話術で次々と商品を売りさばいていく。番組始まった瞬間にクッシャ〜って笑顔になるの、作り笑顔でもかわいい… 上に大きな画面が降りてきてて、そこがTV画面みたいになってて映る。端に残数がでるんだけどシンゴおじさんが喋るたびに瞬く間に減る、減る。めっちゃ気持ちいい。アップル社にも勝るとも劣らないオレンジ社のiPadもどき(ボタンという概念がないから気合いで電源入れる、毛布かけると電源おちる)とiWatchもどきとiPhonもどき(´Д`)ふぉんふぉん

ハイチュウいっぱい売って、調子よく次いこうと思ったら新商品サバレットボール… 生放送中断させイシイくん怒鳴りにいく。「なんやねんこれ!」「しゃーない、インカム付けたるからちゃんと説明せぇ!」サッカーボール、バスケットボール、ドッチボールの「ッド!」でサバレッド。健康グッズじゃなくて枕で、年少期(バレー)反抗期(サッカー)更年期(バスケ)三世代なかよく川の字になり使う。それでも売れないから野球全球団の帽子をぐるぐる使えるようにしたやつとか、サングラスとかおまけで付けてどうにか売り切る。
その後の新商品もデッドオアライブとかなんか訳わからんやつでイシイくんに聞こうと思ったらインカムの電池が切れて聞けなくて、がんばるけどグダグダで結局中断してイシイくんにめっちゃ当たってたらプロデューサーがやって来て、イシイくんがプロデューサーの息子だったことを知り、態度一変。自分で新しいインカム取りに行って「イシイくん声きかせて?えー声やな!」声だけ聞いたら舘ひろしやなぁ!とか言ってあわてて戻る。このあと号泣議員の真似するんだけどただかわいい… ここね… ほんと良くうけるんだよね… かわいいね…

そのあと最後ラクラクインカム(限定1台)って、至って普通の商品の説明してたら番組おわっちゃって「イシイくーん、ぼく買いますぅ」で暗転。




再び映像。途中で車降りて歩いて帰る、と言うシンゴ・ムラカミ。道の木と心を通わせたり、格好いいこと言ったりするんだけど迷子になってる。インタビューアさんに「迷ったんですか?」って突かれるけどなんとかはぐらかして思い出し、ホテルへ帰ろうとする背中へ「(ホテル)付いて行ってもいいですか?」と聞くと、ふっと笑って「…帰られへんようなるからやめとき」って言うの!!!!!それ、ずるい!!!!!客席はその後のインタビューアさんが微妙な顔するのと“意味不明な言葉を残し…”っていうのに笑うんだけど、確実に何人か射られてた… 生き飲む音こんなにちゃんと聞いたの初めてだわ、こわいむらかみしんご、こわい……


ホテルに着く。夜景がバーっと後ろの画面に広がる演出がとても綺麗。時計やサングラスを外して棚の上に置き、明日のスケジュールを確認したら、脱いだコートを乱雑にソファーへ投げ捨てる。村上くんそんなことしなさそう、でもどこかリアル。
終始、覗き見てるみたいな背徳感。ずっとボソボソ文句いってピリピリしてる。左舞台袖にはけたかと思えば手洗いとうがいをしているかのような水音がして、その間わたしたち客席は誰もいない部屋を見ながら帰りを待つ。まぁ、ぞくぞくするよね…
戻ってきて冷蔵庫開けると水とかジュースはあるけどビール無くて、電話で頼む。瓶ビールを二本。電話中Tシャツに手を入れて背中掻いてる。来るまでの間に入っちゃお!ってまた左袖に消えていき、今度はお風呂… ただひたすらに風呂の音だけ聞かされ続ける気持ち、想像するしか… あの… ほんとこういうところ凄い好きです
ピンポンが鳴って慌てて茶色のバスローブ姿の村上くんが駆けてくる。髪の毛濡れてる。ビール受け取って、部屋付けで〜って。うれしそうにお盆ごと抱えてソファーに座って頭わしゃわしゃーってしたら栓抜いてコップへ注ぐ。んだけど、こぼしちゃう日とちゃんと注げる日があって。溢れちゃうと「あー あー」って頭拭いてたタオルで足とか拭いて残念そうにするし、ちゃんと綺麗に注げると「じょうずにできた」「かんっぺきや!」ってそれは満足そうにかわいく言うのよ… どっちにせよ、お疲れさまでーすって乾杯して飲もうとしたら仕事の電話が掛かってきて。

ここのシーンで一番好きだったのが、完璧に注げた日に電話が鳴った後「(ビールの方向いて)…ちょっと待っててな?」通話おわって小走り「(ビールに)お待たせ〜♡」ジョッキ持って小声で「ごめんなぁ」っていってたこと… それから美味しそうに飲むんだけどすき… お酌させて…


二杯目いこうとしたらまた着信があって、なんやねん!って怒りながら電話にでたら、さっきの電話ではまだやっていってたけど台本ほんとはできててもうマネージャーが勝手に受けてた、みたいな。で、揉めて「俺はもうでけへんからごめんやけど無理やわ」って携帯なげる。


二枚目の役がやりたいんじゃない… 俺がやりたいのはそんなことじゃない… 俺がほんまにやりたいのはなぁ……… って後ろ向いてバスローブ脱ぎ捨て「こーいうことや!」きんきらきんの服を纏い、棚の後ろにバサァって刺さってたブラジル色の大きな羽を背負ったところでサンバの音楽が流れ出す。家具が全て片付けられ、階段が現れ、金や銀の紙吹雪が舞い、画面ではショーに出てきたキャラクターがサンバを踊りだす。緑の葉っぱが付いた棒を持ち、階段を駆け上がる背中。もう一度「これがやりたいねん!」って決め、金テープが飛んで終演。


なんて華やかな。ひたすらにキラキラした終わり方に、私の自担なんて眩しいんだろう…って呆然とクラップユアハンズするしかなかったよ。





何の意味も、メッセージもないと村上くんは言う。
確かに形としては何も隠れてなかったかもしれないけど、こうして半月くらい経った今もたくさんの出来事にイフオアを思い出すことで向き合えてる。

全部知ってた。
言えないし、言わないで去っていった村上くん。
「今日ここに来られへんかったひとにもよろしく伝えといてください、無事に全30公演終わりましたって」「またテレビ出るんで!」


グループでの活動のときはよそ行きの格好してるっていうの、冗談めかしていってたけど。
あれだけTVで司会やなんやしっかり喋る村上くんが、ちょっと辿々しく後先考えないで話始めても、本人がそれを良しとしてくれるところがイフオアなんだと思ってるよ。僕とお客さんだけのものにしたいって去年、それがすごく衝撃的だった。外に出ない、形に残らないからこそ強く覚えていようとするのかな人間って。千秋楽、カテコで出血大サービスしてくれて、啜り泣く客席を文字どおり困った顔でみつめる村上くんが忘れられない。なんで泣くん、って聞く目がとっても優しかった。

この舞台はたぶんずっと必死に守ろうとしてる訳でもないし、来年もあるかどうかは僕の頑張りとお客さんの要望次第で、「そもそも僕なんかにまた会場貸してくれるかどうかも分からんし…」にはさすがに客席どよめいたけど「それはないか!」ってちゃんとわらってくれた。
笑ってそう言ってくれるのがイフオアという場所。ここ以外なら肯定しかねないこともここだとやんわり否定してくれる。それがうれしくて、せつない。村上くんとファンってもどかしい関係してるよね、お互いもう少し楽な道を歩けばいいのにね。不器用なりに大切にしたいものを抱えて生きてるから、それでも大丈夫じゃないけど大丈夫なふりするけど、でもいつだって世界が村上くんに優しいといいなと思ってる。改めてお疲れさまでした。ありがとう。ことしもあいしてくれてありがとう。また一年積み立ててこの愛を返せますように。

期末


私が眠るまでは3月31日です。






内緒話をしてくれる贅沢な遊び場は
まるで秘密基地みたいだとおもう。

共犯関係ってなんて素敵な表現だろう、
今年も舞台に立ってくれてありがとう。




イフオアⅧ全30公演お疲れさまでした。
Ⅶで虜になってからというもの、毎日どこかのなにかで村上くんを見られる喜びを噛み締めて生きた一年でした。



パンフレットを読みました。結局なんだかんだで公演中に開けなかったからさっき読みました。去年は女スタッフさんからの意見を取り入れたんだと知って、だから村上くんの中でスーツ=女の子がキャーキャー言うみたいな図式ができてたのかな… って思いました。ちゃんと喜ぶことを理解した上で、あえて女子にはウケなさそうなものも放り込んだりして楽しんでるらしいから本当、イフオアに関わる数時間はちょっぴり村上くんの“身内”になれる気がします。


リサイタルや元気が出るLIVEの村上くんはアイドルで、イフオアの村上くんもそれは勿論変わらないんだけど「手の届かない場所にいたり、隣に座ってくれたりするひと」なんだよなあってどうしようもなくここに来るとそう思う。




ストーリー形式の去年からオムニバス形式という原点にかえった今年のイフオア。過去のキャラクターたちやお馴染みの先生、はたまた金髪のかわい子ちゃんや45年のおじさんなんかも出てきて、たくさんの村上くんに逢えた舞台でした。頭を空っぽにはできなかったけど (だって格好いいんだもの) 楽しくて、幸せな時間でした。…村上くんも、楽しかった?




ソロを選ばせてくれた村上くん、ちゃんと自分を想ってくれるひとのことたくさん考えてくれる大好きなひと。カテコの村上くんは同じ話をしないけど、同じ気持ちは添えてくれる。大事にされてるな、と互いに思う。





続けるから止められる。続けてきたことしか止められないんだなあっておもったら、月並みだけどすごく誇らしい気持ちにもなった数日でした。頑張り屋さんって一言じゃとても表せないけれど、がんばることをがんばれるひとのお仕事を応援できるの、誇らしくて泣きたいよ。



あなたを好きでいると、寂しいも悲しいもあるね。プラスの感情だけで私は好きでいられないんだってこの一年で学びました。だけど湧き出てくるそれらより素敵な何かを与え続けてくれるからずっと大丈夫でいられたよ。
きっとこれからも、そう。



変わることはいつまでも怖いけど、村上くんが変えてくれる世界はこの先、もっと、もっと素晴らしい気がするから、その世界で私も笑っていられるように、明日からガムシャラに生きていきます。








最近言葉がまとまらなくて、イフオアの覚書は今年中になんとか… でもとりあえずなにか残して置きたかったんだ。書き留めておきたかった。誰が何て言おうが一等すきよ。あなたがすきよ。あいされてることをくしゃっと笑って受け入れてくれたらとっても安心するので、ね。今年度もまたここから好きといわせてください。

抜粋



ヒ: 丸山さんに感謝メールも来てますわ
マ: おっ ありがとうございます!

ヒ:「以前、相談してみたで電話ぁ 出演させていただいたとき、事前確認でスタッフさんから電話が掛かってきました。(うん) そのときにちょうど丸山サウンドを収録していたのが電話の向こう側から聞こえたのですが、(おんおんおんおん?) 一回止まった思ったら、再び収録し直していました。(はいはい) 一発で収録しているのかとおもったら… はぁ まるちゃんでもしゅうろくし直すんだなぁと、ちょっとかんどうしました… (おー うっせぇ うっせぇや) …いつも難しいリスナーのリクエストに答えてくれてありがとうございました。(おー うっせぇうっせぇうっせぇうっせぇ!)」
マ: あんまゆうなや〜 そういう真面目なとこぉ おいおいおいおいおい パーフェクトな男だろぉ?俺は!一回だよ?なにぃ?き、聞き間違えたんだよ!なぁ
ヒ: おまえ そういうのあるよな ちぃちゃいこだわりあるよなぁ
マ: 台本もしっかり読むしなぁ
ヒ: よんでんのにこのざまやもんなぁ
マ: まぁなぁ おいおいあんまりいうなよ いいすぎるなよっ ちょっとは言っていいけどいいすぎるなよっ



なんだよぉ おまえ はずかしめか







ヒ:「丸山くんがパーソナリティになってから三年、毎週木曜日が楽しみになっていました。(せんきゅっ) まいしゅうさいごにきこえる っはぁ まるやまくんの『おつかれさま』『おやすみなさい』って声が私はだいすきです、(なに笑ろてん) 〜…っすぅ (なにわろてんねん!えー話やんかぁ ) その言葉を聞くたびに (ありがとぉ) 木曜日は仕事が頑張れるようになり (あらっ) また次のもくようびまでがんばろうっておもえるようになりました。(うれしーねぇ うれしぃねぇ) 丸山くん三年間おつかれさま ありがとぉ (ありがとぉ)」
マ: なにわろてんねん
ヒ: わろてないやん なきそうなってんねやんけ
マ: ありがとぉな、しんご (……っきぃ)
しんご、ありがとうな? …なんや、
うれしいやんか うれしいやんか









「でも村上さんがしっかりと受け止めてくれるから、丸山さんが自由に遊べる最大限の力を発揮できる… そんなマルヒナのレコメンが大好きでした。」





マ: あれだねぇ
ゆーとおりやね?
ヒ: んぅ?
マ: ほんまにゆーとおりやね
ヒ: そやろぉな
マ: うん
……きつくくるなよ (っふふ)
ちょっと優しくしろよ!つつみこめよ!

ワン、ツー、Sunday



自分は他人のこと気ぃ遣って
小さい頃から怒られたとき
どうしていいのかわからないから
笑ろてまうねん




一昨日のラジオ、最後の数分を聴きながらこの言葉を思い出してた。


そのときの丸ちゃんに手を差し伸べてくれたのは村上さんだったのだろうけど、目の前で自分へのメッセージを読み上げる姿を、おとついの丸ちゃんはどんなふうに笑ってみていたのかな。




村上さんの誕生日から2ヶ月、丸ちゃんの誕生日からは4ヶ月も経ってしまって、それだけ時が経ったのだから何かが変化してしまうことは仕方がないのかも知れないけれど、その全てを受け入れるにはまだ時間が足りない。






盛岡のHGTBのひなまる *1 に遭遇したとき「村上くん鬼かよ」って割と真面目にそう思ったけど、そんな横暴も受け入れてあげてる丸ちゃんを見たら、なんともいえない安心感を覚えた。


この二人からは偶に自己犠牲の匂いがする。だから周りのひとがちゃんと大切にしてくれてるなーって感じるとすごく嬉しくなる。村上さんが我儘をいえるのが丸ちゃん、それはヤスくんや大倉くんとはまた別の甘え方で。たぶん少しだけ似ているから、お互いが心配で、お互いは心配で無いのだろう。二人がそれぞれに向ける視線はいつだって心配と期待の色を含んでいるようにおもう。




怒ってもへらへらする丸ちゃんの言葉を聞いたとき、使命感にちょっとだけ諦めを滲ませたような気持ちを持ったのかな。「わかった」はおそらく分かってなかったし、分かってた気がする。



全く正反対のようでそうでないからこそ、そのときの丸ちゃんの“気遣い”を村上さんは真っ直ぐに受け止めたのかもしれない。






村上さんにとっての週終わりは木曜日らしいから、レコメンが終わると「今週もお疲れ様でした」とラジオ越しに声を掛けてました。そこから聞こえてくる丸ちゃんの「お疲れさま」は優しいから、ふたりへも返したくて。


ラジオを聴く習慣の無かった私にとって、長針の三回まわる時間というのは難しかったし、聴けない日のほうが多かったけど確かにその時間が木曜の夜に訪れることはとても勝手に大切だった。TLに流れる言葉も、ちゃんと毎週ふたりの時間があることを証明してくれるから好きだったよ。






前の日にめいっぱいの幸せとほんの少しの本音を置いて舞台を終えた村上さんは笑顔で、誰でもそうかもしれないけど、送るより送られるほうが大丈夫なようにみえるひとたちなのだなと思った。しぬわけじゃないんやから、って去れるひと。だからまだこの前のヒルナンを私の知る限り、送ってばかり来た村上さんがようやく送られる側になることがこわくて、ホッとして見れてない。




現状維持とは「今の状態をそのまま保つこと」だけど「そのまま保つ」のは「一つも変えないこと」ではないようにおもう。そのままであるために変わらなければいけないなんて、そんなの可笑しいように感じるけれど、常に変化していく周りの中で変わらずにいることは思っているより難しいから。





何事も始まりがあれば終わりがあって、途中で終わりを意識できるときは「終わることが辛くないとき」意識できないときは「終わるのが辛いとき」だと思ってる。好きなものに対しては圧倒的に後者の気持ちを抱くことが多いし、楽しいことは終わってほしくないし。それを当人たちも惜しんでいるように感じたときなんて、どうして終わっちゃうんだろうって、考えてしまう。無意味なことだと分かっていても、考えてしまう。




アフターケアって大事でしょう、終わった後どうするかでその後の気持ちって全然変わってくる。後任のウエストくんは好きだし、頑張ってくれるのだろうし、なのにどこかの誰かであるよりとてもいいけれど、なんで どうして こうじゃなきゃだめだったんだろう、と思ってしまうのが。もやもやしてしまうのがいやだ。あんな声を聴いてしまったら、立ち直れないじゃない。悲しいが癒えなくてもう、どうしたらいいのか。思い返すたびに23日と24日の間で泣いてしまう。






この穴を埋める前にまた次の寂しいが来てしまうからそれまでにせめてその穴に埋もれてしまわないようにしなくては。


いなくなる訳ではないし、どこにもいかない。
ちゃんとグループは在ってそこに居てくれる。
何にも悲しくなんてないんだけど、ちょっと贅沢を言ってるのよ。ヨコヒナのレコメンを知らないから少し感覚がちがうかもしれないけど、初めて別れを目の当たりにして今はただ寂しい。







たぶん優しい顔で笑ってみてあげてたんだろうな。自分のことで泣かれるのは二人とも得意じゃなさそうで、ひどく愛おしい。












やだなあ。

*1:まるちゃんの足抱えたままステージの端まで歩かせて、お客さんに「ほら、挨拶しぃ」って言う何処の輩(むらかみさん)

同じ色に染まることもできないまま



他人の好きなものを否定しない、っていうのがわたしの信念でありまして。


すきなものをきらいって言われたら悲しいな〜って。
ヨソはヨソ、ウチはウチでいいんじゃないかなと思うわけです。

「〇〇くん好き〜」に「私は苦手だな〜」は分かるけど「〇〇くん好き〜」に「えー 何で!絶対なくない?」は「ほっとけよ!」って思います。
自分の考えを押し付けられるのがイヤなんだろうな。で、自分がされてイヤなことは他人にもしない。




関ジャニ∞を好きになっていく上で通る道として「すばるくんの歌を好きになる」というのがあるのだと少なくとも、他所の畑からこちらにやってきたわたしはそう感じます。

初めてすばるくんのだと認識して歌声を聴いたとき、そりゃー 好きになるしかないよね!と思いました。私自身あんまり上手くないから大体の人の歌はじょうずだな〜っておもいながら聴いてるんですが、それに加えてちゃんと温度がある声だーって思って。


私が歌に限らず、音楽を聴くときに一番気になるのは演奏の上手い下手じゃなくて気持ちがのっかってるかどうかです。だから村上さんが「歌は気持ちや!」っていうのすごく好き。すごく好き (二回いうた)
どうしても評価つけたりしないといけないときは前者が大きく関わってきてしまうんだろうけど、そうじゃないならどんだけ調子外れてても、空っぽの歌より中身詰まってる歌のがいいに決まってる。

ちゃんと温度があるんだなーって思ったっていうのは、中身がある=気持ちが詰まってる歌って生きてるような音で出来ていて、カラダにココロに直接しみこんでくる気がしているからです。すばるくんの歌は熱かった。熱すぎて、わたしは触れることができなかった。




さっきも言ったこと。関ジャニ∞を好きになる上ですばるくんの歌を好きだと言えないとこれ以上踏み込めないんじゃないかと。


周りのファンのひとたちは皆すばるくんの歌が好きで、何よりも村上さんが大事に大事にしてるすばるくんの歌を好きになれないようじゃ、ダメなんじゃないかと。



ヨソはヨソ。ずっとその精神できたわけです。けどそのままでやって来たらいますっごい取り残されたみたいな気持ちになってしまって。ほら、すばるくんのアルバムが手元に無い。それってどうなのかと。


関ジャニ∞のフロントマン、わたしこのフロントマンって表現がとっても好きなんですけど、メインボーカルど真ん中で歌うのはすばるくんしかいないなって思うのです。思うし、その姿が好きなんだけどやっぱり何だか無意識に距離を置いてしまってた。


理由のひとつとして、この表現が正しいのか分からないけど、私にとって羨ましいことが目の前で起こる様に勝手な想いを抱いて八つ当たりしてたんだとおもう。
映画の役柄もそうだし、ソロシングルにツアーそれがDVDになったことも、今度はカヴァーアルバムを出すってことも。それをリアルタイムで追いかけられる現実が。いいな、いいな。羨ましい。
ひとくくりにはしないけど、周りのおおの担もずっと同じようなことを願って叫んでて、いつか届けば、もう届いてるのかもしれないけど、言い続けないと叶わないことも言い続けても叶わないこともあるけど。そりゃ行き過ぎたのはあかんけど、願うファンとしてわたしも伝えればいいんだけど。


できない。やらない。それは「押し付けちゃう」ことが怖いのか「与えられるものだけで生きていきたい」からなのか。あと、おおのさんはその殆どを一度経験していて、わたしがその時にいなかっただけなのもある。だからもう半分諦めもあるのかもしれなくて。矛盾した我儘な人間だから、羨ましいけどそれをいうほどの度胸も勇気もない。甘い汁だけ吸って生きてる。アイドルとファンがお互いに、需要と供給が数は合ってないかもだけど、形が揃ったことが羨ましい。でも全然違うひとなこともわかってはいるんだ。




CDも映画も、最初は全く触れることができなくて。義務のように思っていたのかもしれなかった。エイトを好きならやるべきだと、そんな風にちょっとでも思ってるかもしれない自分が嫌で、だから余計ふれないようにしてた。


結局そんなきもちを純粋に見たい聞きたい気持ちが上回った日、CDも買って毎日聴いたし、映画も二回観た。味園にも行った。だからカヴァーアルバムもきっとすきになる未来があるのだろう。


エイトのライブを観るとき当たり前だけど、わたしはエイトのことしか考えない。フロントマンすばるくんの歌を浴びる瞬間は最高だ。熱い。すばるくんが真ん中にある関ジャニ∞を好きだなって思う。勿論まるちゃんの綿菓子みたいな歌声も、りょうちゃんの人を惹きつけてやまない歌声も、もっとたくさん聴きたいっておもうこともあるけど、でもやっぱりそう思う。



今日はじめて特設サイト覗いて、一通り全部視聴して。今、聴きたくて仕方ないのです。音に塗れる、生きるように歌うすばるくんの歌とちゃんと向き合ってみたいからこんなに考えてるんだなって。どうしようもなくて書きなぐってこんな時間なんだなって。こんなわたしでもエイトを好きだと言っていいのだろうか。村上さんの好きなすばるくんの歌をちゃんと受け止めきれてないんだ。邪な気持ちでいつだって少しみてしまう。そんなじぶんがいやだから、だから深くふれられないでいる。




今日がバレンタインだから。去年のわたしはイフオアに行って、大阪でみた村上さんが二日後の16日に名古屋ですばるくんのライブをみる。今年も、みたいだろうな。いろいろあるだろうけど、どうかきけたらいいなって思っています。それとおんなじくらい私の周りの大好きなひとたちもいけたらいいのになって思ってる。おもっているよ。なんとかなりませんか。どうか、どうか。

途方もない旅


劣等感というものがある。それこそ昔からずっと。


自分なんて、という気持ち。「優しい」ひとだねとよく言われた。相手に決断を委ねることが多いから「本当にそれでいいのか」聞かれるけど、それでよくて、それがよくて。上手く伝えられないから誤解されたままなのかもしれないけど、自分が笑って相手が泣くようなことがあるなら相手が笑うほうの道を選びたい。

自分のせいで相手が泣いたのだと思いたくないだけだ。
自分が笑わせたのだと思いたいだけだ。

邪魔をしたくなくて、役に立ちたい。





一つ、大好きなひとが放った言葉を取り上げて「あのときの出来事」を思い出せないことが悔しい。

無いものを思い出すことなんて出来ないから仕方ないけど、悔しい。無いことが悔しい。こんなに好きなのに自分はこんなに知らない。知らないことは罪のようにおもえる。


調べても調べても知らないことがたくさんあって、溢れていって、拾ってみてもまた知らないことが混じっているから悲しくなって。みんな知ってることを知らないなんて私は何て無責任なのか。しらないのに好きだと胸を張って語れない。同じ記憶がないのだ。



過去の番組を漁る。DVDを観る。雑誌を読む。どんな人なんだろう、どんな関係なんだろう、どんな風にどんな道をどんな… そんな間にも時間は進んで日々は過ぎるから毎日を歩かないといけなくて。だんだん大きくなる距離、追いかける、追いつかない。なんでそこでそうやってそんな顔をしているのか、私はちゃんとしらない。いつでも一番いまのあなたが好きだし、今のあなたを追えることがわたしの誇りだし。でも今は過去から出来ていると思うからこそ知りたい。知らなければ。




最近やっとニズムを違う方向から観れるようになった。待ち望んでたみたいな言い方はよくないのかもしれないけど、ただ楽しいと感じたあの日の私も大事にしなきゃいけないんだけど。

それでもずっと知りたかった。mc途中ではけてたとか一人だけソロ曲がなかったとかRAGEがどんなに偉大で大切な曲だったのかとか。あの日は何にも知らなくて、ただ楽しい記憶しか無い自分が悔しくて、ずっとずっと悲しかった。まだ全部は知らない。たぶんずっと知れない。好きなのにしらなくて、それでもよくて、よくないの。あの日のわたしがしらなかった諸々を知りたい。分からなくても分かりたい。



好きだから、調べて知れることなら調べたい。
大好きなひとが過去の話を楽しそうに、うれしそうに、懐かしそうに、やわらかい顔して喋るから。知りたい。知らなくても好きでいられるけど、好きでいるからには知りたいの。





知りたい、知りたいばかりつらつら書いていたらレンジャー更新の時間になりました。知らないことを恥ずかしいからと隠して生きていくほうがよっぽど恥ずかしい。村上さんは真っ直ぐ自分に正直なひとだと思う。知ったかぶりはもうやめよう、教えてくれるひとがいるのは恵まれているのだから私も自分に嘘をつかずに生きていきたい。






途方もない旅の果てなんてきっとないから「知らない」「分からない」という劣等感をちょっとずつ薄めて、うまく付き合っていかなきゃな。