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たいらげたら眠る

今ウトウトしてたでしょ?

我が家に仔猫がやって来た話

それは突然のことだった。
8月8日を終えて、グーグー眠っていた9日AM3:00。
「ミーミー」父母のこそこそ相談する声に混じって聴こえる鳴き声はおそらく家の中のものだと確信した瞬間、あっ 嫌な予感がすると思った。


次の日の朝。起きてすぐ事情を聞く。お婆ちゃん家の風呂と壁の隙間に挟まってた(どんな造りしてるんだ)のを父が助けたらしいこと。まだ本当に仔猫で、そのままほっておけば死んでしまうかもしれなかったこと。だからって、なんで、連れて帰ってくるかなあ。


それから病院に連れていって、離せなくなってしまった父とそんな父の優しさに惹かれて一緒になった母に、娘の返事などYesしかないのではないかと思いつつも、本当にイヤで、イヤで「絶対飼わへんから!」と宣言して会社に行った。帰ってきても口を利かず、部屋に閉じこもった。理由がある。


数年前まで犬を一匹飼っていた。白くてクルクルした犬。すっごい良く噛んだけど、どこの犬より可愛かった。けれど私は世話をするのを面倒くさがった。
自分の楽しいことの方がいつでも優先だった。
そしてある日、病気になって、いなくなってしまった。


散歩もなるべく早く帰りたがったし、一緒に遊ぶのも都合のいいときばかりで。飼いたいと言い始めたのは父と私だったのに。かわいい、かわいいと言いながらも肝心なことは全て他人任せで、出かけたいのに君がいるから行けないじゃないかと責めたこともあった。
きっと、これはその所為だと思った。


もう二度と生き物を飼わない、飼ってはいけないと。決めたのに、だ。


朝から晩までずっと、ずっとそのことばかり考えて、でもこのままじゃ埒があかないから10日の晩。まず母に話した。一番負担をかけるのは母だから。父にはかわいがることはできても、世話はできないと伝えた。自分勝手な言い方だとおもうけど今はそれが精一杯。


それからご飯を食べて、カゴからひょこっと顔を出して「みゃー」と鳴いた猫と目が合った。とりあえず抱き上げてみると、本当にちぃちゃくて、びっくりした。




仔猫を拾ったら。育てる、捨てるなんてかわいそうだ。と思うのが普通の感覚なのだと思っている。だから私は、どっちかというと考え方が悪なのだと思っている。でも父が、もしこの子を手放したとして、これからどこかで仔猫を見るたびに思い出すとしたらそれの方がイヤだったから、だから受け入れようとしている。



かわいいのはかわいい。かわいいと飼えるのは別。でももう、家の一員になる。名前はまだ無いので、ここでは(と言っても村上くんの話ばかりであまりしないと思うけれど)“スキマ”と呼ばせてください。風呂と壁の隙間から出てきた仔猫のスキマ。


わたしのフォロワーさんたちには猫派が多い気がしています。どうか何かあればご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。というお願いも込めて書きました。




村上くん好きだけど、そんなところまで同じになるなんて思わなかった。夢にも思わなかった。思わなかったんだ…

君のことを「うちの子」と呼べる日が、いつかわたしに来るのだろうか。