たいらげたら眠る

今ウトウトしてたでしょ?

我が家に仔猫がやって来た話

それは突然のことだった。
8月8日を終えて、グーグー眠っていた9日AM3:00。
「ミーミー」父母のこそこそ相談する声に混じって聴こえる鳴き声はおそらく家の中のものだと確信した瞬間、あっ 嫌な予感がすると思った。


次の日の朝。起きてすぐ事情を聞く。お婆ちゃん家の風呂と壁の隙間に挟まってた(どんな造りしてるんだ)のを父が助けたらしいこと。まだ本当に仔猫で、そのままほっておけば死んでしまうかもしれなかったこと。だからって、なんで、連れて帰ってくるかなあ。


それから病院に連れていって、離せなくなってしまった父とそんな父の優しさに惹かれて一緒になった母に、娘の返事などYesしかないのではないかと思いつつも、本当にイヤで、イヤで「絶対飼わへんから!」と宣言して会社に行った。帰ってきても口を利かず、部屋に閉じこもった。理由がある。


数年前まで犬を一匹飼っていた。白くてクルクルした犬。すっごい良く噛んだけど、どこの犬より可愛かった。けれど私は世話をするのを面倒くさがった。
自分の楽しいことの方がいつでも優先だった。
そしてある日、病気になって、いなくなってしまった。


散歩もなるべく早く帰りたがったし、一緒に遊ぶのも都合のいいときばかりで。飼いたいと言い始めたのは父と私だったのに。かわいい、かわいいと言いながらも肝心なことは全て他人任せで、出かけたいのに君がいるから行けないじゃないかと責めたこともあった。
きっと、これはその所為だと思った。


もう二度と生き物を飼わない、飼ってはいけないと。決めたのに、だ。


朝から晩までずっと、ずっとそのことばかり考えて、でもこのままじゃ埒があかないから10日の晩。まず母に話した。一番負担をかけるのは母だから。父にはかわいがることはできても、世話はできないと伝えた。自分勝手な言い方だとおもうけど今はそれが精一杯。


それからご飯を食べて、カゴからひょこっと顔を出して「みゃー」と鳴いた猫と目が合った。とりあえず抱き上げてみると、本当にちぃちゃくて、びっくりした。




仔猫を拾ったら。育てる、捨てるなんてかわいそうだ。と思うのが普通の感覚なのだと思っている。だから私は、どっちかというと考え方が悪なのだと思っている。でも父が、もしこの子を手放したとして、これからどこかで仔猫を見るたびに思い出すとしたらそれの方がイヤだったから、だから受け入れようとしている。



かわいいのはかわいい。かわいいと飼えるのは別。でももう、家の一員になる。名前はまだ無いので、ここでは(と言っても村上くんの話ばかりであまりしないと思うけれど)“スキマ”と呼ばせてください。風呂と壁の隙間から出てきた仔猫のスキマ。


わたしのフォロワーさんたちには猫派が多い気がしています。どうか何かあればご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。というお願いも込めて書きました。




村上くん好きだけど、そんなところまで同じになるなんて思わなかった。夢にも思わなかった。思わなかったんだ…

君のことを「うちの子」と呼べる日が、いつかわたしに来るのだろうか。

ちぃ と 村上くん (通信7/18)

(人面犬の話から) ペットぉ?ペットシリーズ…… ペットシリーズなー まっ 特に僕は最近何もないですけどね。ちぃさんとも。普通に、平穏な、何事もない日常ですので。何事もないというのは非常に幸せだなということを痛感してる次第でございます。


スタッフさん (もう何年目になるの?)
まぁ、正直そんなん数えたこともないですし。よくいう、何歳?何歳?聞かれるんですけどそんな別に何歳とかに興味はさしてないーのでぇ (笑い声) …そんなに年齢大事ですかね?っていうね、僕としてはですけど。
いやいや!可愛がってないやん!って言われるんすけど、かわいいのはかわいいと。


ただ、その、女性スタッフに多いんですよね「いくつになったんですか?」と。こだわるなぁって、そんなに。あれなんかな、ほら誕生日ー なにせぇ、これせぇとかいうタイプでしょー いう、そういう話になるんです。怪訝な顔されるんですよ、「そんなことないですよー」って言いながら (あっ いらんこと聞くんじゃなかった) っていう心の闇がね。若干見え隠れするんですけど。
あんま、そこの年齢とかってあんまりねぇ、気にならないんですけどね。まぁ かわいいし、



ただ、今ほんまに毛が、毛が大変やわぁー もうーー ほんっまに!それだけ!たまらんくらい。ころころの減り方が半端ないっすからね。あともう床も掃除機やなくて乾拭きのやつでぞうきんかましてスーッと、あの、棒のね?やつで。やってるんですけども。すっごいーもんな、ソファの下とかもちょっと走らしたらもー えらいことなっとるから、さすがにお掃除ロボでも追っつかへんので目に見えるとこはそれで掃除してるぐらいかな。まぁ 天気いい日はベランダ出したりとかしてるんですけど…


スタッフさん (ブラシするの?)
ブラシ?するよ、ブラシッシングなんかするけどそんなん、ひとかきしたらえらいもん「はげるんちゃうか、こいつ!」っていうくらいの毛ぇ取れるからね、この時期。ちょっといっぺん… だからシャンプー… もね、ちょいちょい連れて行くんすけど今の時期はね、連れてってもねぇ。


外出してぇ、あのゲリラあるでしょ?ゲリラのときはまぁ、朝天気ええからもー これもしゃーないじゃないですか。まぁ 仕事終わって家帰ってきたときにぃ、まぁやっぱちょっと、ねぇ、びちゃびちゃーってなってるからちょっと端っこに逃げたりはしよるんすけど。
前一回あったんですよ、連れてった日の晩にそれなってて、あー だから夕方くらいか、撮って帰ってまぁまぁまぁ まだ日ぃ残ってるからーと思って出してたら「バシャ」って「うわぁっ」て思ったらもう!車の洗車と一緒ですよ!「もうなんっで今日あろて(洗って)きて今日こんな帰りに雨食らわなあかんねん」っていうのんと一緒で…



まぁ、それからなんか、涼しくなってからでええかなとか思いね、別にそんなね、そんな外出てあっちゃこっちゃ行ってるわけじゃないのでね。気にはなってないですけど。まぁまぁ 毛ぇだけはちょっとねぇ やっかいですよ、今の時期は。





(・_・)(゚レ゚ )(´Д`)(´∀`)(´д`・)(`д´)(`ヽ´)

村上くんがちぃちゃんに出会ったのが2012年7月24日で、もうすぐ四年。一緒に夏越すのもこれで四回目。
いつしか毛の生え変わる時期も覚えて、知らぬうちに毎年のことになってるのかな… いとしいな…
部屋着に寝着と外着あるなら付かないんだろうけど猫毛ついてるとこ、想像できそうで出来ない。ほんまに飼うてるんやーって、お話してくれるたび思ってるよ。


少しでも長く、かわいい娘と仲良くできますように。
そしてたまにでいいからその日常を覗かせてくれたらとっても嬉しいわ。

MACBETH


7月の7日。マクベス ライブビューイング in 大阪へ行ってきました。場所は梅田芸術劇場、私自身中に入るのは初めての経験。藤原竜也さんのハムレットを観劇しにきた友人を扉の前までお送りした時以来、あとは夜行バス乗り場に向かうときに前を通るくらい。

未だ、あのスクリーンを眺めているような心地さえします。帰ってこられない。皆さんがずっと考えてしまう気持ちがわかる。終わってからどっと押し寄せるこの感じ… まるちゃんにしか演じられないマクベス




14:00〜の部、開演の30分くらい前に着きました。駅から劇場に着くまでの間にオレンジのアイテムをお召しになった方々を発見し、のこのこと付いていく。とかくいう私も鮮やかなオレンジのスカート、なんだか特別な場所に向かうドレスコードのようでした。でも見た感じ、綺麗め:オレンジ:制服が6:3:1くらいだったしコンサート等のグッズを身につけてるひともあんまり見なかったし、みんな可愛かったです。


ホテルを通り抜けて劇場へ。それにしても良い天気だった。七夕の日に晴れてるって珍しいね?入り口横に飾られた例のポスター。道行く人が「おお…」と呟きながら見に来てた。この人が丸山くんだって、みんな分かってるのかしらと思いつつ眺める。


ちなみに真隣はMBSです。茶屋町はもうマルベスの支配下です。そしてお姉さんにチケットを渡して入場。赤と金を基調とした煌びやかな内装。入ってすぐ階段があり、上ると一階席に行ける。上らず左に進むとグッズ販売の列が見えた。並ばせてたお兄さんがイケメンだったのだけど、もしかして?(たぶんちがう)
販売の係りの方は四人くらい。スムーズに買えました。個数制限は5個まで。カレンダー思ってたよりも大きかった。パンフレット、帰ってから開けたけど臭くなかった…!(感動) あと紙質が好き。

小脇に抱えて階段を上る。私は終演後に行ったのですが、ここのトイレめっちゃ難易度高い造りをしておられた。個室はぜんぶで十何個あるんだけど横に二つに分かれて広がってて、しかし入口から出口までは縦に繋がってるもんだからどこ空いたのか、覗きにいかないとわからない。…うまく説明できないんですが!だから済んだひとが入口の並んでいるひとに (空きましたよ) とペコリ、するという思いやりの心で円滑に回ってた。


トイレ前の窓際に表に飾っていたのと同じポスターが、今度は金の額縁に入れられて置いてる。そこにも列ができててトイレ列かと思ったら謁見待ちだった!みたいな風景を何度か見た。一人ずつ写真におさめていくのだけど後ろの窓から光が差し込んでどうしても反射してしまう、私の前の奥様方が「ここ!ここが綺麗!」とベストポジションを見つけてくださり並んでるみんなに教えてくれた。ほっこり。 反対側には銀縁の子もいてた。麗しや。


扉がいくつかあって、中に入ると映画館のような大きいスクリーンにマクベス (黒文字)、その下にライブビューイングin大阪 (赤文字) と映し出されてた。私は一階席の12列でした。首も痛めることなくちょうど良い席、ほんとうにありがとうございます… 斜め前の方が広げたパンフレットを横目に後ろのお姉さんのコンサート話に耳を傾けて待機。会場全体はなんとなく薄暗くて雰囲気あるのに、いかんせん周りの会話がポップすぎて本当に今からここでマクベスが始まるのか実感湧かなかった。


が、グローブ座の映像がスクリーンにうつり、ザワザワする客席。座席前3〜5列くらいを含めて舞台全体が見えるアングル。固定カメラなんやね〜ってちらほら聞こえてきたし、私もそうなんかなあって思った。会場の諸注意アナウンスもそのまま向こうで流れてる声が聞こえてくる。休憩ないからトイレ今のうちやでー、とか。
全部の説明が終わり向こうが暗くなるのに合わせてこちらも段々暗くなり、完全に暗転したところでスクリーンも真っ暗に。バッと画面が切り替わったかと思えばもう始まってるから心の準備が追いつかなくて (おおお…) となった。


なんにも勉強せずに行ったものだから、正直やっぱり読んでおけばよかったなと後悔した。徐々に理解していける部分も勿論あるし、楽しいけれどやはり物語の筋書きくらいは知っていて損はなかったなあって。台詞は言葉こそ難しいけれど言い回しがとても綺麗で受け止めやすかった。舞台についてもシェイクスピアについてもド素人のわたしには、原作とどこがどう違うのか分からないので比べることはできないけど、一人の人間が堕ちていく様とそれに飲み込まれ巻き込まれていく人々の心を目の当たりにしながらも勿論一観客の私に成す術などなくて、どこにも向けることのできない気持ちがずっと今日まで続いている。


忘れられないまるちゃんの表情が幾つかあった。一つはダンカン王を殺し、返り血を浴びて部屋から出てきたマクベスが夫人に向かって「俺はやったぞ」と報告したところ。達成と絶望が綯い交ぜになったような表情だった。プレビューの会場では丁度その部分がアップになったのだけど長い髪の間から見える赤と瞳の黒のコントラストが鮮烈だった。
二つ目はバンクォー殺しを暗殺者たちに指示する場面。階段に腰掛け、刺客の頭を撫でながら言葉巧みに奮い立たせていく。すごく好きだったのにあのとき刺客に話していたまるちゃんのセリフが思い出せなくて、色んな方の感想を見てみても誰も書いてなくて。終わってからパンフ読んでまるちゃんも鈴木さんとの対談であげていて嬉しかった。あの王冠をつけて刺客を従えていたまるちゃんの顔は愛と無に染まっていて息をのむほど美しく、恐ろしかった。


あとは、チュー… チューよりもわたしは触り方が本当に「けしからん」と思いながら見ていました。壊れ物を扱うように優しくでも情熱的に夫人に触れるマクベス。かわいくもかなしい夫婦だった。人間のピュアな部分は良くも悪くも強くて儚いのだと教えてくれた二人だった。
夫人は原作では“オニババ”らしいし、マクベスが折角国王殺しを諦めかけてたのに「それでも男か!」みたいに焚きつけたときは (やめてやめて) と思ったけど、夫を信じ愛するが故に周りが見えなくなって自分すら分からなくなっていく様は酷く哀れで「もっと幸せな道があっただろうに」と一緒に泣くしかなかった。



観に行く前に「演出で声を上げちゃう人が…」みたいな呟きを読んだのだけど、ここかって何回か思った。確かに怖いしびっくりした。特にクライマックス、マクベスが討ち取られ扉に血がタラーと垂れてきて、その扉が開いたかと思えばマクダフがマクベスの頭を掴み歩いてきたときは内心 (ギャッ) って震えた。その後ずっと頭はハシゴ上に刺さってるものだから、終演後まるちゃんが出てきてやっとほっ…………っとした。それから時々生首のことを思い出してるんだけどその度に脳内のまるちゃんが(´∀`)生クベス!って言ってくれるから大丈夫。なんだろうこれ。

カーテンコールのまるちゃん、「今日は七夕だからかなのか分からないですけど何故か中継が繋がってるみたいで」…えええ“何故か”って!座長の希望も少しは入ってるのかと思ってたけど何故かって… ちょっぴり切ない… と思ったのはきっと私だけですか。
でも大阪に向けてキャストの皆さんに話し振ったりするのをみているとああ、この舞台の座長さんなんだなぁって。普段いじられることの多いまるちゃんが共演者さんたちをからかう様子がなんだか新鮮で良い関係なんだろうな〜〜とほろほろ。

あと開口一番「ハッピー七夕!」って出てきたお姿にジンとしました。ただ、いつもの『まるちゃん』じゃなくて、どこかにマクベスを潜ませたままのまるちゃんで、やっと二時間半ぶりに息を吐けたような気もしつつどこかで知らない人をみているような感覚もあった。


カテコのこと、少しだけメモ。
・二回目キャストさんみんなで出てくるときまるちゃん先頭で入口手前に何か(剣?)が落ちてて、スッと退かす。その仕草が自然で会場キャ♡ってなった。
・足元のカメラに「これも繋がってるんですよね」って見てくれたけど切り替えるタイミングが合わなくて映った頃には足だけしか!!映ってない!!しかしまるちゃんの足を下から眺めるなどこれはこれで贅沢な体験…
・子役の子に「大阪の人に一言」と振ったら「観に来てくださってありがとうございます!」みたいなこと言ってくれた。しっかりしてたしかわいいしでにやにやしちゃった (大拍手)
・最後はけ際 (中継カメラこれ?) って指差して確認し、大阪〜 ありがとう〜ってお手ふり&笑顔をくれたのがうれしかった… こちらこそほんとうにありがとう!



ライブビューイング自体はARASHI BLAST in Hawaiiを観に行きましたが映画館と劇場、ライブと舞台、異なる設備の中でまた違ったものでした。舞台は声が少し反響して聞こえづらいところもあったけれど、カメラも複数用意してくださり、良きところで寄ってくれるし何にも不満なんてなかった。映し出された表情はどれも素晴らしかった。
でも、どちらにしても画面越しの世界というのは変わらなくて、リアルタイムで行われていることなんだと思うことは難しくて、グローブ座でちゃんと観たかった。空気の匂いや温度を感じながら観たかったなあって心底思いました。贅沢だ。




晴れやかな顔つきでみんなを欺くのだ、
偽りの心をかくすのは偽りの顔しかないのだ。

この言葉をまるちゃんが放った瞬間びりびりっときた。
どうしてか分からないけれど、どこかで私はマクベスにまるちゃんを重ねてしまっていたのかもなあ。まるちゃんに対しても重たい愛をいつも持っているから。


マクベスが残りの公演も無事に、全員で楽しくお芝居でき、駆け抜けられますように。マルベスを村上くんも観に行けたらいいな。


しばらくは感情の渦に身を任せます。

7


「しあわせ」と感じる、その瞬間のために人は毎日を生きてる。


元気が出るLIVE。何度でも足を運びたかったし、帰りたくなかったし、終わってほしくなかった。初っ端から最後までずーーーっと最高のLIVEだった。DVD出たら何万回、何億回と再生してそれこそテープが擦り切れるくらい見てやるんだ!と思ってた。私の言葉でつらつら喋りますからだめだとおもったらそっと閉じてください。




まず、どうしても書き留めておきたい乾いた花のこと。回を重ねるごとに厚くなっていく二人の音色と、気持ちのゆとりから生き生きとした表情に変わっていく様を見られたのが嬉しかったし、誇らしかった。
ちゃんとセッションしなきゃ… って頑張ってたようにみえた指先がだんだん優しく鍵盤をたたくようになっていくの、本当に、本当に涙がでるほどしあわせだった。未だにCD音源は数える程しか再生できてないけれど、これからも大切に聞きたい。

最後の日の「ありがとう、ヒナ」という言葉に握手、そして村上くんのなんともいえない暗闇へとけた表情までレポで読んでいた風景をDVDで知れて良かった。でもオーラスの乾いた花の村上くんの音と声をわたしは記憶の中のそれと照らし合わせてしまう。楽器は演奏者の気持ちを汲み取ったり、乗せて届けてくれるものだと思っていて、だから多分これは勝手な感覚なのだろうけど。


いろんな気持ちが村上くんだけじゃなく他の六人にも、みんなにもあったあの日のことを一概に「こうでした」とはまとめたくないし、まとめられたくもない。そこに居なかったものとして勿論わたしもまたいろんな感情を持っていたし、だからこうして映像で知ることが怖かった。DVDに残った想いは一つの大きな形であるのだとおもうけど、きっとここに無い想いもたくさんあって、残っていないから違うのではなくてぜんぶ個々で大事にしていい気持ちだと思っている。
いわゆる「絆」というものを、確かにこのDVDから感じたけれど私が何度も見たかったのはこれじゃなかった、という我儘と大好きだったあの元気が出るLIVEは本当にあの日こうして幕を閉じたんだとようやくストンとこころに落ちる感覚。



「本当ならこうなるはずだったのに」ということは基本的に無いと思っていて、現実に起こったことが本当だし本当だと思いたかったことは理想でしかない。そんなこと分かっていても考えてしまうのは、その理想が限りなく現実に近かったからだろうと思う。今までのコンサートやいろんなイベントをずっと初日からオーラスまで欠けずに居続けてくれた七人だから、今回もきっとそうに違いないという少しの驕りがあったのかもしれない。

買う人それぞれあるだろうけど少なくとも「このDVDで初めて元気が出るLIVEを見る」というひとがいたとして、もっと、もっと別の、格好良くて可愛くて楽しくて泣けるライブだったんです、ってすっごくエゴだけど1/16までの元気が出るLIVEをみてほしかったって思うことを止められない。くやしい。世に出た“元気が出るLIVE”がこういう形であることが。あのライブが全編ちゃんと残らなかったことが本当に… どこにも向けられないしどこにも向けるべきでない感情。でも何にも事情わからないからいうけど2、3日撮ったりできないのかな。変化していくのがライブの良いところでありつらいところでもあるから。でもパッケージだけは、みるたびに悲しい。確かにこのDVDの本編は6+45000なのかもしれない。けどなんでパッケージまでカバー外したら大倉くんがいないことを実感しなきゃいけない。発表された日からそりゃないぜって思ってたけど手にするともっと悲しかった、この作りだけは本当にこれからもずっとやだなあって思い続けるとおもう。もうちょっとなんとかならなかったのかな、メンバーも誰かやだって思わなかったのかな。わたしはやだったな。




その場にいた人いなかった人、大倉くん担の人と他担の人。老若男女ひとりひとり感じ方は違うだろうし、大倉くんが綴ってくれた言葉のほかに変な考え持ちたくないけど私自身の区切りとして記しておきたかった。
六人がそれぞれ「ラスト」と「おおくら」という二つの言葉を交互に発しながら、楽しもう!って声を張り上げる姿が感動するかと問われたら、わからない。
ただやっぱり大倉くんの笑顔がうちわではなくそこに無いと寂しいとおもうし、大倉くんのドラムや声が聴こえないと物足りない。誰も誰かの穴を埋めることなんてできなくて、穴は空いたら空いたままなんだな。大好きなひとたちが大切なひとの名前を呼ぶのは胸がちょっと軋む。



特典の方は、あの、おこがましいこというならファンが映ると自分をみているようでちょっとつらい… で、す。じっぷとかのインタビューもヴッ… といつも思ってる。確かにふふふと微笑んでしまうような素敵なやり取りもあるんだけどね。エイトとエイターについてはこれまでファンになってから幾度となく考えてきたこと。初めはエイターと呼ばれることが恥ずかしくて(わるい意味ではなくて)なんというか照れ臭くて、でもだんだんそれが誇らしく思えるようになり、関ジャニ∞カンパニーの一員にしてもらえたような心地さえする今であるけれど、近さが嬉しいことも苦いこともあるし難しい距離感で向かい合っているなと思う。実は最近Dear Eighterを手に入れたので早く読みます。でも、とても愛されてるなって思いました。みんながみんなに。ライブ中に配信してくれてた動画も素晴らしかったけれど、いつも以上にいろんなひとの想いが込められた編集だった。







ここまで書いたけど。大倉くんが出たくても出られなかったのは最後の一公演だけだったのにそれがこのライブの集大成のように、このライブのまとめのように映像化されてしまったのは。元気が出るLIVEは本当にその名の通り、元気が出るLIVEだったんだ。オーラスの日もそれに変わりはなかったんだろうけれど、あの日を、私は “僕らにだけわかればいい” 一日にしてほしかったなという気持ちはずっとある。
DVDを買って、観て、楽しかった。だからそんな風にいえる立場にないけど、どうしようもなく、やるせないよ。





本当に元気になってくれてありがとう。あの日えらんでくれて、ありがとう。そして今度逢える日を心待ちにしています。

僕の心の声を聞かせてあげる

去年の3/2、私はグローブ座の大きな看板の前にいた。



そして今年の3/4、再びその前に立って「ほんとちょうど一年だね」って友人と話してた。
あの日はキャンセル待ちで整理番号も十何番とかだったのに、若かったから(気持ち的な意味で)、勢いで夜行バスに乗り込んでた。いま思えばそれがあったからこそ続いてる縁もあって、直感で行動するのもわるくないなぁって。そんなときの友人が今回繋いでくれたチケットで人生初めてのグローブ座、及びイフオアⅧ私的初日を迎えました。


去年はブリーゼ体験記だったから、今年はグローブ座体験記にしようかなあと思ったんですが未だに新大久保というところをよく分かってないから… マツモトキヨシの横を曲がってずっとずっと歩くってことしか… あっ お昼はヨコヒナのビビンバ食べに行きました!美味しかった〜 なんか大きな銀色のボールをもらって、そこに自分で好きなように盛っていくスタイル。卵は一個だけってこと以外はお代わり自由、追加でサムギョプサルが付くセットもあったんだけど見送りました。結構お腹いっぱいになるのよ!(夜ちゃんと厚切りのやつ食べましたが!)



グローブ座に着くと、この時期は夢にまで見る大きな看板と、よくわからないうねうねしたモニュメントが出迎えてくれる。「何の電波が通ってるん?」「アートだよ?」って会話をした。だって、電線っぽくないですか。中に入るとグッズ売り場の隣でお姉さん方が何かペラペラめくりつつ書いてる。ん?バックナンバー?む、昔のパンフレットが買えるの?!やばい、グローブ座… これいつも?当たり前なの??ええ、ほしい…
今年のパンフレット可愛いね。去年は銀色に赤、今年は黄色に紫ね。中身はネタバレあるから終わってからみて、と友人から教えてもらい我慢してカバンに入れる。



席に着いて、一階席の真ん中辺りでした。壁に彫られたIf...or ⅧとMURAKAMI SHINGOの文字、青紫っぽく照らされた舞台上。ライトは5色だったかな。ブリーゼは映画館みたいだけど、グローブ座は囲まれている感が楽しい。皆で村上くんを見てる感じがすごくしていいなあと思った。ずっとグローブ座の方が大きいと思ってたし、実際行ってもそう思ったんだけど収容人数はブリーゼのが多いと知ってびっくり… (グ: 703人 ブ: 912人)
距離的には去年の初日と同じくらいの位置で、生まれて初めて観たあのときの気持ちを思い出してドキドキした。


以下、覚書

If de Janeiro TV〜ってお姉ちゃんのナレーションが流れ、画面に映るブラジルのニュース番組。夜ふかしの人気調査inブラジルで堂々の1位を飾るシンゴ・ムラカミの話。(2位: ネイマール、3位: サバンナの八木さん)
モデルのサングラスは飛ぶように売れ(2億本)、主演ドラマは8作、流行語大賞に「DO ITASHIMASHITE」…超スーパーアイドルになった村上さん。そんな彼がビッグサプライズイベントをブラジルで開催すると知り、国民は歓声を上げる。
軽快な音楽とカラフルな照明がステージに灯り、奥からバングスが駆け出してくる。かっわいい… おもってた200倍くらいかわいい。絶対出てきたところで一回非常口のマークみたいな格好で止まるんだけど「うわあああああ」って“すばるくんのハナミズキを聴いた村上くん”みたいな拍手しちゃう(長い)。

「オラ!」生まれはアメリカらしい日系ブラジル三世のバングスちゃんからの挨拶を受け、客席が『オラ!』と返事すると「オブリガード、オブリガード」とちゃんとお礼してくれる。
バングス「シンゴ・ムラカミがここブラジルで『びっっぐさぁぷらぁいずいべんと(←すごく主張してくる、律儀に毎回フルで言ってくる)』を開催してくれるんだ」って嬉しそう。「神に感謝だよな!」って十字を切り天を仰ぐ(しかし仏教徒)。静かにしてると「おいおい、コーヒーブレイクじゃないぜ?」って煽ってくる。
あと突然床をドンドン踏み出したかと思えば「うっせぇな!聞こえてるよ!…まぁた、サバンナの八木だよ〜」って小ネタ挟んでくる。めっちゃかわいい。“ブラジルの人きこえますかー”のアンサーをまさかここで聞けるだなんて… 拍手したら「それはシンゴ・ムラカミに取っといてくれよ」って謙虚なバングスちゃん。

「彼は日本で一人舞台をしているらしいんだけど、そこで出会った友人たちを今日は連れてきてるんだ〜(ニュアンス)」と言い捌けて、コレクションが始まる。初っ端バングスちゃんの顔がアップで画面に映るのが超かわいくてみてなかったけど、ここで舞台中央から階段がでてくる。階段を降りた先に回転ステージがあって、そこでポーズ決めてくる〜っとまわる流れ。
順番はコージ→オカン→かぐや→むーたん→ごくもん→縄 文人だったかな…

  • コージ キッスでお花を出し、胸元から鳩を出し、赤いチーフをステッキに変える手品をする。BGMはオリーブの首飾り。
  • オカン キラキラの割烹着を着てステッキを高く掲げる。BGMは松山千春さんの恋。「それでも〜 恋は〜 こい〜〜」客席に折り鶴を投げてくるんだけど、投げ方がまあ、雑!最後はノールックで投げてくる。その勢いで階段を登り、こっちに向いて裾を持ち上げお辞儀。
  • かぐや シャボン玉を持って出てくる。BGMはテイラーのShake It Off。階段危なっかしく降りてきて、ステージに着いたらパッて顔の横に手のひら持ってきてあざとい顔、そしてそのまま回転。後ろ向きになったところでBGMの♪Shake It Off〜 Shake It Off〜に合わせ、おしりふりふり。終わったら舞台端まで駆けていきシャボン玉を吹く、またターッと反対まで駆けて吹く。上手く吹けるときと吹けないときがあって何度かチャレンジするんだけど本当ぜんぜん出ないと不機嫌そうに戻ってゆくし、吹けると満足そうにぷーーーっと吹ききって帰ってく。


BGM“ねぇ”が流れて、順番にあの衣装を来たあーちゃん、のっち、かしゆかが出てくる。(全部村上くん) そして曲はポリリズムに変わり、イントロが終わる頃、映像に合わせてむーたん登場。
ナレーション、位置、タイミング完璧。もうなんていうか… 生Perfume(語弊ある)が見られるなんてゆめみたいでした…… 階段かけ降りて大の字ジャンプするとことか本当、鳥肌たったからね!ジャムではヤンマーちゃんが踊ってたやつ、あのとき前で見てたのよね?りょうちゃん笑ってたもんね?

  • ごくもん BGMエレクトリカルパレードに乗せて、ゆっくり一歩ずつ後ろ向きに降りてくる。のを、みんなで「頑張れ〜」って気持ちで見つめる。無事着地するとその場で顔を隠しながら回る。そこであれ?と違和感を覚えてたら右通路から文人が出てくるの〜〜 そしてスガシカオさんのprogressをギター持ちながら歌うのよ〜〜〜!じょうずなの!とっても上手!声質が合うんかなあ、素敵でした。ただノってくると髪振り乱しながらお客さんに寄っていくのやめてください…… 致命傷負うから。ステージよじ登って帰っていきました。


そして「リング入りかよ」ってくらい盛大な紹介の後、照明が消え、真っ暗になり1、2、3…
スコーンと付いたライトの下、サングラスをかけたシンゴ・ムラカミが登場。ゆったりと右ななめ上をみあげる、拍手が起こる。左ななめ上をみあげる、拍手が起こる…と、毎回ここで微笑むんだけど(これはワザと)、本当に笑いが堪えきれなくてニヤってしちゃうのがめっちゃかわいいの。最後サングラスをたっぷり時間をかけ外し、マイケルポーズ(?)でビヨンセタイム(?)よ… すぐ暗転するんだけど焼き付いて暫く離れなくて、太陽をずっとみてたときみたいにね、目の前にシンゴ・ムラカミがね… ちらちらするんだよ…


そこからまた映像。
ヒーローインタビュー的なことがあるんだけど後ろの壁にスポンサーさんの名前がパッチワーク状に書かれてて、麺づくりとかkingとか細かく全部村上さん仕様になってて「凝ってる、愛されてる…」と思った。


インタビュー。(ブラジル語、字幕付き) 独特の間に笑いを堪えるの必死だったんだけど、「関ジャニ∞の皆さんは(このデビューについて)何と?」みたいな質問に「言葉はいらないよね… 心(ここ)で繋がってるから」って答えてたのにグッときたし、あと「なぜデビュー曲を選んでもらうことにしたのですか?」って問いに「僕のエゴになっちゃうから…」とかなんとか言ってくれてたところ、なんだか笑えなくてじんわりしあわせだったよ。サングラスは僕の命だから、とか言って絶対外さないようなひとなのに。どうしようもなく格好いいんだよね… 最後「DO ITASHIMASHITE!」と握手してから退出。


またバングスちゃんが出てきてソロデビューが決まったんだー!って教えてくれる。わ〜って客席が沸いたらまだ(喜ぶのは)早いよー バングスのタイミングでいかせてくれよーみたいなこといってくるんだけど、自分のことバングスって呼んでるのホントかわいくない??(甘々) そのデビューシングルをここにいる日系三世たちのクラップユアハンズで決めるんだよ!と。
シンゴ・ムラカミが日本から8曲持ってきてくれた、優しいからいきなり1曲に絞れとは言わない、4曲ずつ二手に分けてそれぞれ一つずつ選び、最後残った2曲から一つを決めようと。
これが面白くて上手いこと割れるの。そりゃそうよね… 選べるわけないもん… 全部ちゃんとジャケット撮って、レコーディングしてて、選曲も恐ろしいくらい良い。(後に十祭のアンケートを参考にしたと知る) ソロの話はまた今度別に書き留めたい。あ、そうそう村上くん、みんなが喜ぶの分かっててディアーのこと絶対(´Д`)でいあーって言うの、罪かわいい。


生で聴く村上くんの声って思っているより掠れてて、ほんと甘い。踊りも大胆なのに繊細なんだ、うまいこといえないんだけどさ、好きだなぁ… シンゴ・ムラカミ曲紹介なかもりあきなさんばりに小声なんだけど、そこから曲入りへのスイッチが凄い。パチって変わる訳じゃないんだけど、もう曲が始まるとアイドルなんだもの。舞台の上に立つひとなんだよなあって思わずにはいられなかった。



暗転して映像。移動車の中のでくつろぐシンゴ・ムラカミ。ここのシンゴ・ムラカミ結構ほわほわしてて村上くんに近い喋り方してた。道に落ちてるゴミを見つけると車止めさせてゴミ袋片手に拾いにいく。それを車内へ持ち帰る。
要らないものは捨ててリサイクルしないと…と言いながら巻いてたストールも「暑かったから捨てちゃったよ」とゴミ袋へ。マジ破天荒。
次は女の子の風船が木に絡まってるの見つけて取ったげる。
女の子「ありがとお」
シンゴ「いいんだよ」
女の子「…ありがとお」
シンゴ「いいんだよ、もう大丈夫だよ」
女の子「…」「…」「…ありがとお」
シンゴ「いいんだよもう大丈夫だよ」

しつこいかわいい。無音のち、そっと風船のひもがシンゴの頭にかかるんだけど何回みても面白いからすごい。
その後いっぱい荷物持った男の子を無理やり手伝おうとするんだけど断られて撃沈。草むらになぎ倒されて散歩中の犬に見られるシンゴ。
頬を怪我して氷当てながらインタビューのひとに「今から誰に会いにいくんですか?」と聞かれて、ポヤーンと恩師の顔を思い出す。ここから先生へ。


先生、今回のテーマは音楽。いろんな楽器がオーケストラっぽく描かれててそこにジャニーズグループを当てはめていく。去年は全部先生が決めたものに沿って進行してってたけど、今年は割とざっくりでその場のノリと先生の気分で変わりました。お客さんに指揮者を選ばせてその後をはめるスタイル。
男の子が先生の近くにいればいいんだけど(すぐ当てられるから)、いなかったときめっちゃ先生困るの。指揮者エイトになったとき本気で困っててかわいかったよ。うろうろ探して客席見渡すから一瞬目が合ったような錯覚に陥る… 時が止まったぜ… 絶対じぶんから手を挙げる人は当てない先生。奥ゆかしそうな子えらぶからいいんだけど、年頃の娘を「はだかちゃん!(服の文字streakによる)」と連呼するのほんまセクハラで捕まるからおじちゃんやめぇ…

先生の内容は公にすることじゃないから胸に秘めとくべきもの。しかし今年も先生のセンスはピカイチでした。(´Д`)にっぱち!
あとジュドゥリドゥの説明するとき、前におみ足を伸ばしたの (長ぇ…) と釘付けになってて聞いてなかったこと謝ります。



ムラネットどこで入ったっけ… 手越というパンドラの箱をインタビューアさんが開けちゃって、ご機嫌ななめになった村上くんがTVのスイッチを付けると始まる「ムラネットシンゴ」
OP映像も曲もちゃんとシンゴ仕様になっててかわいい〜 暗転して赤いハッピ着たシンゴおじさんが出てくる。椅子に座ってズボンの下の靴下を片足ずつ上げてる。ベージュっぽいアーガイル柄(?)の靴下。膝下くらいまであるやつ。
入社3年目のイシイくんに「僕はしじゅうごねん(45年)なんだよ!」こんな紙切れ(台本)もインカムも要らないって言いはって生放送へ出かけていき独特の話術で次々と商品を売りさばいていく。番組始まった瞬間にクッシャ〜って笑顔になるの、作り笑顔でもかわいい… 上に大きな画面が降りてきてて、そこがTV画面みたいになってて映る。端に残数がでるんだけどシンゴおじさんが喋るたびに瞬く間に減る、減る。めっちゃ気持ちいい。アップル社にも勝るとも劣らないオレンジ社のiPadもどき(ボタンという概念がないから気合いで電源入れる、毛布かけると電源おちる)とiWatchもどきとiPhonもどき(´Д`)ふぉんふぉん

ハイチュウいっぱい売って、調子よく次いこうと思ったら新商品サバレットボール… 生放送中断させイシイくん怒鳴りにいく。「なんやねんこれ!」「しゃーない、インカム付けたるからちゃんと説明せぇ!」サッカーボール、バスケットボール、ドッチボールの「ッド!」でサバレッド。健康グッズじゃなくて枕で、年少期(バレー)反抗期(サッカー)更年期(バスケ)三世代なかよく川の字になり使う。それでも売れないから野球全球団の帽子をぐるぐる使えるようにしたやつとか、サングラスとかおまけで付けてどうにか売り切る。
その後の新商品もデッドオアライブとかなんか訳わからんやつでイシイくんに聞こうと思ったらインカムの電池が切れて聞けなくて、がんばるけどグダグダで結局中断してイシイくんにめっちゃ当たってたらプロデューサーがやって来て、イシイくんがプロデューサーの息子だったことを知り、態度一変。自分で新しいインカム取りに行って「イシイくん声きかせて?えー声やな!」声だけ聞いたら舘ひろしやなぁ!とか言ってあわてて戻る。このあと号泣議員の真似するんだけどただかわいい… ここね… ほんと良くうけるんだよね… かわいいね…

そのあと最後ラクラクインカム(限定1台)って、至って普通の商品の説明してたら番組おわっちゃって「イシイくーん、ぼく買いますぅ」で暗転。




再び映像。途中で車降りて歩いて帰る、と言うシンゴ・ムラカミ。道の木と心を通わせたり、格好いいこと言ったりするんだけど迷子になってる。インタビューアさんに「迷ったんですか?」って突かれるけどなんとかはぐらかして思い出し、ホテルへ帰ろうとする背中へ「(ホテル)付いて行ってもいいですか?」と聞くと、ふっと笑って「…帰られへんようなるからやめとき」って言うの!!!!!それ、ずるい!!!!!客席はその後のインタビューアさんが微妙な顔するのと“意味不明な言葉を残し…”っていうのに笑うんだけど、確実に何人か射られてた… 生き飲む音こんなにちゃんと聞いたの初めてだわ、こわいむらかみしんご、こわい……


ホテルに着く。夜景がバーっと後ろの画面に広がる演出がとても綺麗。時計やサングラスを外して棚の上に置き、明日のスケジュールを確認したら、脱いだコートを乱雑にソファーへ投げ捨てる。村上くんそんなことしなさそう、でもどこかリアル。
終始、覗き見てるみたいな背徳感。ずっとボソボソ文句いってピリピリしてる。左舞台袖にはけたかと思えば手洗いとうがいをしているかのような水音がして、その間わたしたち客席は誰もいない部屋を見ながら帰りを待つ。まぁ、ぞくぞくするよね…
戻ってきて冷蔵庫開けると水とかジュースはあるけどビール無くて、電話で頼む。瓶ビールを二本。電話中Tシャツに手を入れて背中掻いてる。来るまでの間に入っちゃお!ってまた左袖に消えていき、今度はお風呂… ただひたすらに風呂の音だけ聞かされ続ける気持ち、想像するしか… あの… ほんとこういうところ凄い好きです
ピンポンが鳴って慌てて茶色のバスローブ姿の村上くんが駆けてくる。髪の毛濡れてる。ビール受け取って、部屋付けで〜って。うれしそうにお盆ごと抱えてソファーに座って頭わしゃわしゃーってしたら栓抜いてコップへ注ぐ。んだけど、こぼしちゃう日とちゃんと注げる日があって。溢れちゃうと「あー あー」って頭拭いてたタオルで足とか拭いて残念そうにするし、ちゃんと綺麗に注げると「じょうずにできた」「かんっぺきや!」ってそれは満足そうにかわいく言うのよ… どっちにせよ、お疲れさまでーすって乾杯して飲もうとしたら仕事の電話が掛かってきて。

ここのシーンで一番好きだったのが、完璧に注げた日に電話が鳴った後「(ビールの方向いて)…ちょっと待っててな?」通話おわって小走り「(ビールに)お待たせ〜♡」ジョッキ持って小声で「ごめんなぁ」っていってたこと… それから美味しそうに飲むんだけどすき… お酌させて…


二杯目いこうとしたらまた着信があって、なんやねん!って怒りながら電話にでたら、さっきの電話ではまだやっていってたけど台本ほんとはできててもうマネージャーが勝手に受けてた、みたいな。で、揉めて「俺はもうでけへんからごめんやけど無理やわ」って携帯なげる。


二枚目の役がやりたいんじゃない… 俺がやりたいのはそんなことじゃない… 俺がほんまにやりたいのはなぁ……… って後ろ向いてバスローブ脱ぎ捨て「こーいうことや!」きんきらきんの服を纏い、棚の後ろにバサァって刺さってたブラジル色の大きな羽を背負ったところでサンバの音楽が流れ出す。家具が全て片付けられ、階段が現れ、金や銀の紙吹雪が舞い、画面ではショーに出てきたキャラクターがサンバを踊りだす。緑の葉っぱが付いた棒を持ち、階段を駆け上がる背中。もう一度「これがやりたいねん!」って決め、金テープが飛んで終演。


なんて華やかな。ひたすらにキラキラした終わり方に、私の自担なんて眩しいんだろう…って呆然とクラップユアハンズするしかなかったよ。





何の意味も、メッセージもないと村上くんは言う。
確かに形としては何も隠れてなかったかもしれないけど、こうして半月くらい経った今もたくさんの出来事にイフオアを思い出すことで向き合えてる。

全部知ってた。
言えないし、言わないで去っていった村上くん。
「今日ここに来られへんかったひとにもよろしく伝えといてください、無事に全30公演終わりましたって」「またテレビ出るんで!」


グループでの活動のときはよそ行きの格好してるっていうの、冗談めかしていってたけど。
あれだけTVで司会やなんやしっかり喋る村上くんが、ちょっと辿々しく後先考えないで話始めても、本人がそれを良しとしてくれるところがイフオアなんだと思ってるよ。僕とお客さんだけのものにしたいって去年、それがすごく衝撃的だった。外に出ない、形に残らないからこそ強く覚えていようとするのかな人間って。千秋楽、カテコで出血大サービスしてくれて、啜り泣く客席を文字どおり困った顔でみつめる村上くんが忘れられない。なんで泣くん、って聞く目がとっても優しかった。

この舞台はたぶんずっと必死に守ろうとしてる訳でもないし、来年もあるかどうかは僕の頑張りとお客さんの要望次第で、「そもそも僕なんかにまた会場貸してくれるかどうかも分からんし…」にはさすがに客席どよめいたけど「それはないか!」ってちゃんとわらってくれた。
笑ってそう言ってくれるのがイフオアという場所。ここ以外なら肯定しかねないこともここだとやんわり否定してくれる。それがうれしくて、せつない。村上くんとファンってもどかしい関係してるよね、お互いもう少し楽な道を歩けばいいのにね。不器用なりに大切にしたいものを抱えて生きてるから、それでも大丈夫じゃないけど大丈夫なふりするけど、でもいつだって世界が村上くんに優しいといいなと思ってる。改めてお疲れさまでした。ありがとう。ことしもあいしてくれてありがとう。また一年積み立ててこの愛を返せますように。

期末


私が眠るまでは3月31日です。






内緒話をしてくれる贅沢な遊び場は
まるで秘密基地みたいだとおもう。

共犯関係ってなんて素敵な表現だろう、
今年も舞台に立ってくれてありがとう。




イフオアⅧ全30公演お疲れさまでした。
Ⅶで虜になってからというもの、毎日どこかのなにかで村上くんを見られる喜びを噛み締めて生きた一年でした。



パンフレットを読みました。結局なんだかんだで公演中に開けなかったからさっき読みました。去年は女スタッフさんからの意見を取り入れたんだと知って、だから村上くんの中でスーツ=女の子がキャーキャー言うみたいな図式ができてたのかな… って思いました。ちゃんと喜ぶことを理解した上で、あえて女子にはウケなさそうなものも放り込んだりして楽しんでるらしいから本当、イフオアに関わる数時間はちょっぴり村上くんの“身内”になれる気がします。


リサイタルや元気が出るLIVEの村上くんはアイドルで、イフオアの村上くんもそれは勿論変わらないんだけど「手の届かない場所にいたり、隣に座ってくれたりするひと」なんだよなあってどうしようもなくここに来るとそう思う。




ストーリー形式の去年からオムニバス形式という原点にかえった今年のイフオア。過去のキャラクターたちやお馴染みの先生、はたまた金髪のかわい子ちゃんや45年のおじさんなんかも出てきて、たくさんの村上くんに逢えた舞台でした。頭を空っぽにはできなかったけど (だって格好いいんだもの) 楽しくて、幸せな時間でした。…村上くんも、楽しかった?




ソロを選ばせてくれた村上くん、ちゃんと自分を想ってくれるひとのことたくさん考えてくれる大好きなひと。カテコの村上くんは同じ話をしないけど、同じ気持ちは添えてくれる。大事にされてるな、と互いに思う。





続けるから止められる。続けてきたことしか止められないんだなあっておもったら、月並みだけどすごく誇らしい気持ちにもなった数日でした。頑張り屋さんって一言じゃとても表せないけれど、がんばることをがんばれるひとのお仕事を応援できるの、誇らしくて泣きたいよ。



あなたを好きでいると、寂しいも悲しいもあるね。プラスの感情だけで私は好きでいられないんだってこの一年で学びました。だけど湧き出てくるそれらより素敵な何かを与え続けてくれるからずっと大丈夫でいられたよ。
きっとこれからも、そう。



変わることはいつまでも怖いけど、村上くんが変えてくれる世界はこの先、もっと、もっと素晴らしい気がするから、その世界で私も笑っていられるように、明日からガムシャラに生きていきます。








最近言葉がまとまらなくて、イフオアの覚書は今年中になんとか… でもとりあえずなにか残して置きたかったんだ。書き留めておきたかった。誰が何て言おうが一等すきよ。あなたがすきよ。あいされてることをくしゃっと笑って受け入れてくれたらとっても安心するので、ね。今年度もまたここから好きといわせてください。

抜粋



ヒ: 丸山さんに感謝メールも来てますわ
マ: おっ ありがとうございます!

ヒ:「以前、相談してみたで電話ぁ 出演させていただいたとき、事前確認でスタッフさんから電話が掛かってきました。(うん) そのときにちょうど丸山サウンドを収録していたのが電話の向こう側から聞こえたのですが、(おんおんおんおん?) 一回止まった思ったら、再び収録し直していました。(はいはい) 一発で収録しているのかとおもったら… はぁ まるちゃんでもしゅうろくし直すんだなぁと、ちょっとかんどうしました… (おー うっせぇ うっせぇや) …いつも難しいリスナーのリクエストに答えてくれてありがとうございました。(おー うっせぇうっせぇうっせぇうっせぇ!)」
マ: あんまゆうなや〜 そういう真面目なとこぉ おいおいおいおいおい パーフェクトな男だろぉ?俺は!一回だよ?なにぃ?き、聞き間違えたんだよ!なぁ
ヒ: おまえ そういうのあるよな ちぃちゃいこだわりあるよなぁ
マ: 台本もしっかり読むしなぁ
ヒ: よんでんのにこのざまやもんなぁ
マ: まぁなぁ おいおいあんまりいうなよ いいすぎるなよっ ちょっとは言っていいけどいいすぎるなよっ



なんだよぉ おまえ はずかしめか







ヒ:「丸山くんがパーソナリティになってから三年、毎週木曜日が楽しみになっていました。(せんきゅっ) まいしゅうさいごにきこえる っはぁ まるやまくんの『おつかれさま』『おやすみなさい』って声が私はだいすきです、(なに笑ろてん) 〜…っすぅ (なにわろてんねん!えー話やんかぁ ) その言葉を聞くたびに (ありがとぉ) 木曜日は仕事が頑張れるようになり (あらっ) また次のもくようびまでがんばろうっておもえるようになりました。(うれしーねぇ うれしぃねぇ) 丸山くん三年間おつかれさま ありがとぉ (ありがとぉ)」
マ: なにわろてんねん
ヒ: わろてないやん なきそうなってんねやんけ
マ: ありがとぉな、しんご (……っきぃ)
しんご、ありがとうな? …なんや、
うれしいやんか うれしいやんか









「でも村上さんがしっかりと受け止めてくれるから、丸山さんが自由に遊べる最大限の力を発揮できる… そんなマルヒナのレコメンが大好きでした。」





マ: あれだねぇ
ゆーとおりやね?
ヒ: んぅ?
マ: ほんまにゆーとおりやね
ヒ: そやろぉな
マ: うん
……きつくくるなよ (っふふ)
ちょっと優しくしろよ!つつみこめよ!